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MIZUNO_WAVE MIRRAGE 4 Performance Review
2足目のパフォーマンスレビューになります。
レビューはこちらのフォーマットに沿って行っています。
今回のウェーブミラージュも非常に人気な1足ではないでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1644671264820-BbFW97Tqjp.jpg?width=1200)
前回のスカイハンド同様ウェーブミラージュもさまざまなカテゴリで着用者の多い印象。
ミズノのハンドボールシューズラインナップでは軽量スピード系のトップモデルにあたるシューズかと思います。
公式の商品説明によると
”MIZUNO ENERZY搭載でクッション性を高め、新ブーティ構造によって動きやすさを追求したスピードモデル。”
”安定性と通気性を兼ね備える、ハンドボール選手の激しい動きをサポート”
”踵外側のミッドソールパーツにMIZUNO ENERZY搭載。ミズノ史上最高の高反発素材でクッション性を向上、反発を活かした素早いステップをサポート”
最近のミズノ一推しのミズノエナジー搭載。
アシックスもそうですが国内メーカーは使用テクノロジーの説明がちゃんとあったり、具体的な数値でそのテクノロジーが向上しているのかデータが示されていることが多くて良いですね…。
1.重量スコア
![](https://assets.st-note.com/img/1644672304285-7rBqk9wduy.jpg?width=1200)
サイズ26.5cm片足で306.2g。
やはりかなり軽量ですね。
履いた印象としてもアッパーがメッシュ素材なためか非常に軽く感じます。
ポイントは300〜350gの間となるので5点満点中4点です。
2.グリップ
2-1.摩擦係数
![](https://assets.st-note.com/img/1644672826038-FtSBfUK8BU.jpg?width=1200)
結果は摩擦係数μ=1.13
ウェーブミラージュもソール形状は指先以外はほぼフラットです。
ソールはスカイハンドより中足部がワイドな作り。もともと足幅2E向けでもあってワイド目な作りです。
ポイントは5点満点中3点となります。
2-2.対ホコリ性
![](https://assets.st-note.com/img/1644673689861-fPP97ocAky.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1644673858867-T9ChQ5kQss.jpg?width=1200)
パターンの面いっぱいほこりを拾っていますが、つき具合は面の中でもわりと差がある印象です。
履いた印象としても柔らかくコートに吸い付くような良いグリップでしたが、その代償として若干ホコリ耐性は弱目のようです。
ポイントは5点満点中3点とします。
2-3.体感スコア
実際に履いてプレーした印象としては、柔らかく粘性のあるアウトソールが良いグリップをしてくれる感覚でした。
ただホコリの付きやすさからくるグリップの持続時間にはもう一声ほしいなという思いもありました。
綺麗なコートでプレーできる方にはかなり良いのではないでしょうか。
ポイントは5点満点中4点とします。
グリップ項目全体では15点満点中10点となりました。
3.フィッティング
![](https://assets.st-note.com/img/1644679550717-hkiGfiAED4.jpg?width=1200)
シューレースホールは6つで1番下のシューレースホール位置はちょうど小指の付け根のあたりでした。
つま先の幅はやや広め、高さはやや低めといったところでしょうか。
私の足には幅はすこしゆとりがあり、高さはちょうど良い程度でした。
インナーブーティの構造でフィット感はあり、足首側はシューレースホール位置がよくホールドできるようになっています。ラップしてくる樹脂圧着のメッシュアッパーも切れ込みが入っておりそれぞれの締め付け具合を調節しやすいです。
一方つま先側はシューレースホール位置がやや浅く、かつホール同士の間隔が狭いためギチギチに締めても調整できる範囲は限られてしまいます。
つま先側のメッシュアッパーはわりと伸びやすい素材のため、もう少しホールドすることもできるようになっていてほしいと感じました。
![](https://assets.st-note.com/img/1644680702707-DUW4KJBSWn.jpg?width=1200)
かかと部分は全体としては薄めですが抜け防止のパディングはしっかりしており、内蔵のヒールカウンターもあってよくフィットしてくれます。
ポイントは5点満点中3点とします。
4.クッショニング
クッションは薄いながらも足当たりが柔らかく、少し沈むような印象でした。
軽量・スピードモデルだけあって薄く、接地感の高いクッションは好印象でしたが、ディフェンスに押されながらジャンプを踏み切る時や、アウトに流れながらインに切り返す時など、足裏がひしゃげるような衝撃がダイレクトにきてしまうシーンがあり、もう少々前足部はクッション欲しいと感じました。(私が母指球部分に力をかけすぎていることが原因かもしれませんが…。)
かかと側については程よいクッショニングかと思いました。
ポイントは5点満点中2点とします。
5.ムーブメント
5-1.前後方向のムーブメント
軽さからくる走りやすさや、接地感の高いクッショニングが前後方向のムーブメントには良好でした。
運動量の多い、走行距離の長いポジションにはもってこいのシューズかと思います。
ポイントは5点満点中4点とします。
5-2.左右方向のムーブメント
つま先側があまり締め上げれないフィッティングと、前足部の伸びやすいアッパーが左右方向のムーブメントではややネックになりました。
フェイントをかける時や、ディフェンスで後手で動く時など、足がシューズの中で若干動く感覚があり、フィッティングかアッパーの強度どちらかでももう少し欲しいところでした。
ポイントは5点満点中3点とします。
![](https://assets.st-note.com/img/1644682851158-FL44kBFgPO.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1644682962511-0nBUYuc4ks.jpg?width=1200)
ムーブメント項目全体のポイントは10点満点中7点となりました。
まとめ
足幅の広い人が多いと言われる日本人の足に合うようにワイド目な足形のつくりや、スピードモデルとしてのコンセプトが随所に感じられるシューズでした。
サイドプレーヤーや、守って走るスタイルのチームの人にとても良いシューズになるのではないでしょうか。