デッキ解説 その① 【簡素連携】
はじめに
デッキ紹介記事を書いてみたかったので書きます。
第一弾はオフ会や交流会で使用した【簡素連携】です。
デッキレシピ
何をするデッキ?
《憑依連携》による除去を強く使用しながら、《クロシープ》や《アルティマヤ・ツィオルキン》でシンクロモンスターを絡めつつ強い場を形成していくデッキ。
デッキの製作経緯
《憑依連携》は墓地より守備力1500の魔法使い族モンスターを特殊しながら対象を取らない除去を行うため、このカードを強く使えるデッキを考えるところからスタート。
《簡素融合》より出力される《音楽家の帝王》が魔法使い族・守備力1500であることから、《憑依連携》の効果対象となれるためこのカードを展開に使用したいと考える。
《簡素融合》のサーチ手段として《ドラコネット》1枚からの展開方法があると耳にしたため使用。展開ルートは後述。
《ドラコネット》からの展開ルートの中に、《憑依連携》のサーチ手段である《憑依覚醒-デーモンリーパー》と☆5シンクロが並ぶことに気が付き、着地点を《アルティマヤ・ツィオルキン》にすることを決定。
☆5シンクロチューナー枠に《焔聖騎士導-ローラン》を採用し、サーチ先として詰め札の《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》を採用。
《アルティマヤ・ツィオルキン》が相手ターン中にも効果が使用できるように《天獄の王》と《迷い風》を採用。
《ドラコネット》のサーチカードや初動を上手く引き込めない時のケア札を入れて完成。
初動:展開ルート
手札に《ドラコネット》1枚+任意のモンスターからスタート。
1 《ドラコネット》通常召喚。召喚時効果でデッキから《聖種の地霊》を特殊召喚。
2 《聖種の地霊》1体で《聖天樹の幼精》をリンク召喚。《聖天樹の幼精》の効果で《聖蔓の交配》をサーチ。
3 《ドラコネット》1体で《リンク・ディヴォーティー》をリンク召喚。
4 《聖蔓の交配》の効果。コストで《リンク・ディヴォーティー》をリリースし、《聖種の地霊》を墓地より特殊召喚。
5 リリースされた《リンク・ディヴォーティー》の効果により場にリンクトークン☆1×2体を特殊召喚。
6 《聖天樹の幼精》と《聖種の地霊》の2体で《アロマセラフィ-ジャスミン》をリンク召喚。
7 《アロマセラフィ-ジャスミン》の効果。リンク先のリンクトークンを1体リリースし、デッキから《捕食植物オフリス・スコーピオ》を特殊召喚。
8 《捕食植物オフリス・スコーピオ》の効果。手札からモンスター1体を墓地へ送り、デッキから《捕食植物ダーリング・コブラ》を特殊召喚。
9 《捕食植物ダーリング・コブラ》の効果。デッキから《簡素融合》をサーチ。
10 《捕食植物オフリス・スコーピオ》と《捕食植物ダーリング・コブラ》の2体で《彼岸の黒天使 ケルビーニ》をリンク召喚。
11 《彼岸の黒天使 ケルビーニ》の効果。コストでデッキから《カーボネドン》を墓地へ送る。
12 《彼岸の黒天使 ケルビーニ》と《アロマセラフィ-ジャスミン》の2体で《クロシープ》をリンク召喚。
13 《カーボネドン》の効果。墓地から自身を除外することで、デッキから《ガード・オブ・フレムベル》を特殊召喚。
14 《ガード・オブ・フレムベル》とリンクトークンの2体で《フォーミュラ・シンクロン》を《クロシープ》のリンク先にシンクロ召喚。《フォーミュラ・シンクロン》のシンクロ召喚時効果により1ドロー。
15 手札より《簡素融合》を発動。《音楽家の帝王》を《クロシープ》のリンク先に融合召喚。
16 《クロシープ》の効果が誘発。リンク先に融合モンスターがいるため、墓地より《聖種の地霊》を特殊召喚。リンク先にシンクロモンスターがいるため自分の全モンスターの攻撃力700UP。
17 魔法使い族《音楽家の帝王》と地属性☆4以下《聖種の地霊》を墓地へ送る事でデッキより《憑依覚醒-デーモンリーパー》を特殊召喚。特殊召喚成功時の効果で墓地より《ドラコネット》を特殊召喚。
18 《ドラコネット》と《フォーミュラ・シンクロン》の2体で《焔聖騎士導-ローラン》をシンクロ召喚。エンドフェイズに処理する効果が発動。
19 《焔聖騎士導-ローラン》と《憑依覚醒-デーモンリーパー》を墓地へ送る事で《アルティマヤ・ツィオルキン》を特殊召喚。墓地へ送られた《憑依覚醒-デーモンリーパー》の効果で《憑依連携》をサーチ。
20 《憑依連携》をセットすることで《アルティマヤ・ツィオルキン》の効果が誘発。《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》を特殊召喚。
21 エンドフェイズに《焔聖騎士導-ローラン》の効果処理でデッキから《焔聖騎士-ローラン》をサーチ。
展開後の動き
相手ターン中に、《憑依連携》を発動することで墓地の《音楽家の帝王》を特殊召喚し、場のカードを1枚選んで破壊できる。
更に《クロシープ》のリンク先に《音楽家の帝王》を特殊召喚していれば《クロシープ》の効果が誘発し、《フォーミュラ・シンクロン》を墓地より特殊召喚し、自分の全モンスターの攻撃力700UP。これにより《クロシープ》の攻撃力は2100まで上昇。
《フォーミュラ・シンクロン》の効果でシンクロ召喚を行い、《サイバース・クアンタム・ドラゴン》をシンクロ召喚することで、他のモンスターに攻撃・効果対象耐性を付与することができる。
手札から好きなタイミングで《焔聖騎士-ローラン》を装備する事で更に攻撃力500UPさせることもできる。
カードの採用理由
《ローンファイア・ブロッサム》
《ドラコネット》に頼らないサブの初動として採用。後述の《バオバブーン》に変換することもできるため、制限解除された3枚採用。
《バオバブーン》
《ガード・オブ・フレムベル》等手札に来てほしくないカードがいくつかあるため、循環剤としての採用。破壊されると同名モンスターを2体特殊召喚できるため、《ローンファイア・ブロッサム》から雑に出しておいても場持ちが良い。
《リンク・インフライヤー》
《転生炎獣モル》
どちらも自身の効果で特殊召喚できる☆4以下のサイバース族モンスター。
《ローンファイア・ブロッサム》から《聖種の地霊》を出す事で、《ドラコネット》とほぼ同じ役割を遂行することができる。
《ライジング・オブ・ファイア》
《焔聖騎士導-ローラン》の効果で墓地に送るカード兼、初動で出した《ローンファイア・ブロッサム》を除去されてしまった際にリカバリーになるカード。②の効果により、無効破壊をされた時に相手モンスターを除外できるので、初動リカバリー札としてはかなり強い部類のカード。
《貪欲な壺》
《バウンドリンク》
リソースを回復するためのカード。《甲纏竜ガイアーム》によりシンクロモンスターは戻せるため、《クロシープ》も戻せるように2種を採用。
《天獄の王》
《迷い風》
相手ターンに《アルティマヤ・ツィオルキン》を誘発させるためのカード群。《アルティマヤ・ツィオルキン》が絡まない時も強く使え、戦闘補助も行える《迷い風》と、先述のリソース回復札や《ハーピィの羽根箒》にアクセスして次のターンの攻め手となれる《天獄の王》を採用した。
《テセウスの魔棲物》
2枚目以降の《簡素融合》、《簡易融合》から特殊召喚する。☆5チューナーであるので、☆1とシンクロで《甲纏竜ガイアーム》を出す事ができる。また、リソースを回復した後では《憑依覚醒-デーモンリーパー》と合わせて《アルティマヤ・ツィオルキン》を出すこともできる。
没案
《黒き森のウィッチ》軸
《音楽家の帝王》が《黒き森のウィッチ》を素材指定しているため、《融合派兵》、《融合徴兵》、《竜魔導の守護者》等のサポートカードを使った展開を考えたが、《ドラコネット》の初動の方が《憑依連携》の動きに適していると考え、不採用。
☆5シンクロチューナー枠《源竜星-ボウテンコウ》
竜星モンスターによりメインデッキが多くなり、引きたくない札が更に増える割に、綺麗な展開ができなかったため、不採用。
《クイック・シンクロン》、《ジェット・シンクロン》、《調律》
《バオバブーン》採用前に存在していた案。手札からモンスターを捨てやすく、手札に来てほしくないモンスター達との兼ね合いが良かったため採用していた。《バオバブーン》、《テセウスの魔棲物》の採用や《サクリファイス・アニマ》の不採用に伴い利点が薄くなっていったため不採用。
《アルティマヤ・ツィオルキン》から出すシンクロモンスター
《パワーツール・ブレイバー・ドラゴン》…装備カードとのいい絡みを見出せず、通常シンクロ召喚もし辛いため、不採用。
《ライフ・ストリーム・ドラゴン》…LPを4000にする効果を使えず、効果ダメージを防ぐ効果を除くと《閃珖竜 スターダスト》で十分となったため、不採用。
《シューティング・ライザー・ドラゴン》…シンクロ召喚が行えるのが相手メインフェイズであるため、シンクロ相手が存在しないことに気が付き、《妖精伝姫-シラユキ》と共に不採用。
《アクセルシンクロ・スターダスト・ドラゴン》…エクストラの枠が足りないため不採用。
サブプラン《憑依覚醒-大稲荷火》
☆4以下炎属性モンスターが複数採用されているため、サブプランとして検討したが、魔法使い族が《音楽家の帝王》に頼っているところもあるため、エクストラデッキに《サクリファイス・アニマ》を加えて狙うほどのサブプランでもないと判断し、不採用。
参考
ミソのデュエルのミソ チャンネル様より《ドラコネット》初動を参考にさせていただきました。