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FNATIC流エリアコントロール Part2 FNATIC vs ACEND - VALORANT Challengers EMEA - Week 5 Day 2 - Map 1

おはようございます、ガムボールです。

前回の続きからとなります。(記事はこちら
引き続きFNATIC vs ACEND - VALORANT Challengers EMEA - Week 5 Day 2 - Map 1について解説していくので、記事と試合のアーカイブを合わせてご覧下さい。

第二ラウンド

前ラウンドで防衛側Fnaticが勝利したため攻撃側Acendはジェット、キルジョイ、Kayoがシェリフを購入してのエコラウンドとなりましたね。

このラウンドは何と言っても、1:12でのFnatic側が小部屋のアストラをキルしたシーンが一番のハイライトですね。
攻撃側がCロングの小部屋に初動で一人置いておくことによってラークは勿論のこと、防衛側がドライでウルトオーブを取れなくなるという利点のあるヘイヴンの鉄板の動きですが、グラビティヴェルとアフターショックを合わせてしっかりと倒しました。

このラウンドはそのままFnatic側がパーフェクトで取りきりました。
タイミングが違えばAcendもワンピック持って行けたかなというシーンはありましたが、納得のパーフェクトラウンドだったかなと思います。

第三ラウンド

第三ラウンドは設置までに一人しか削れず、最終的に二人削りで終わりましたが、決してFnatic側も悪いラウンドではなかったなという印象でした。
初動のフォールトラインとグラヴィティヴェルを合わせて侵攻を止め、その間にジェットで詰める流れはとても綺麗でしたし、スキルでカバーできる防衛側ブリーチが歩き回り、他は配置を崩さずエリアを取り続ける判断はとても良かったです。

エコラウンドで一人一人がある程度無理をしなければいけない為、この負けはしょうがない部分が多かったです。

第四ラウンド

このラウンドは攻撃側Acendがトレイルブレイザーを使い、ジェットを前に出した時点でほぼ結果が見えていたというか、第一ラウンドから一度も配置を変えていないCサイトのキルジョイアストラ配置がちゃんと生きている、Fnatic側の堅実な面の見えるラウンドでした。

攻撃側がCサイト入り口にスモークを炊いて進行を匂わせたタイミングで、防衛側アストラがモク抜きでジェットにダメージを与えてスキルを使いながらCTまで引き切り、防衛側キルジョイはナノスワームで後続を足止めしているうちにエントリーしたジェットを処理。

ガレージにいる防衛側ジェットはガレージ入りとCサイトロングを同時に見れる位置にいます。
Fnaticのスキルによる妨害とポジショニングの良さが出ていました。

もう一つ、このラウンドで話しておきたい事がありました。
ラウンド開始前のAcendの配置を見てほしいのですが、かなり固まった配置。
この配置自体はカバーしやすく駄目という訳でも無いとは思うのですが、恐らくこれより前のラウンドでやり続けていたFnaticの前詰めを警戒しての配置なんじゃ無いかと思っています。確かにラッシュ前提なので、あえてAのエリアを捨てているんだろうとは思いますが、Fnatic側からしたら今まで通りCとガレージを固め、Aロングをリコンでクリアリングして一人残せば大丈夫な比較的相手の動きを読みやすい形を作れます。
この時点で着実にAcend追い込まれてきていますね。

第五ラウンド

このラウンドではAcendが第四ラウンドと同じ配置で同じ攻め方をしていますね。

恐らくAcend側としては、勝つよりも配置を確認するという意図があるのでしょう。
そう考える理由として、前ラウンドよりも早くにガレージを詰めている事、加えてドライで入っています。
ここはCがどれぐらい固いか確かめる、ガレージは入れたらラッキー程度の考えでの動きだったのかなと思います。
Fnatic側は当然ここも堅実。
相手がエコなのでうっかり削られないよう、空けるところは空けてサイトに人を集中させました。Cサイトはスキルで止めて、ガレージ抜けはBサイトが倒す完璧なアンチエコでした。

最後に

以上で解説を区切らせていただきます。
本来Acendの勝ち筋についても触れる予定だったのですが、ローテートする以外に何も思い浮かばなかったので今回は省きました。
正直な話ですが、書いていてこれ以上の事はまだ書けないなと、知識、実力不足を痛感しています。
この記事で、一つの試合から今より沢山の知識を得る手助けが出来たらと今は思っています。
ご意見募集中です。
これからも応援の程よろしくお願いします。

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