神田外語大学に行って良かったと思う事
僕は千葉県は千葉市美浜区にある神田外語大学というところを卒業してるんです。
ELLEGARDENの細美武士さん、ニコチンの皆さんなど音楽業界の大先輩方も同窓にいらっしゃいます。
今回はまあ、音楽は別で外語大学に行ってよかったなと思うことを記して行きたいです。
そもそも外国語学とは何かって話なんです。
専攻言語の運用能力に関しては現地行った方が絶対身に付くので、その運用能力だけを目的に行くのはいささかナンセンスだと思います。
そもそも大学というのは就職予備校でも社会人になる前のモラトリアムの期間でもありません。
とんでもない学費を出す代わりに高度な専門知識とその界隈のカリスマから直接指導頂ける場所です。
私の場合、専門は社会言語学。専攻言語はインドネシア語。
東南アジアにあるインドネシア共和国の事を言語を学ぶことでダイレクトに学ぶ事ができる、東南アジアの歴史背景からその国の成り立ち、現代社会における立場などを4年間で俯瞰し研究していく事が命題だったわけです。
現地で生きる為に覚えるだけでは抜け落ちてしまうであろう“慣性”をも含めて学ぶ。それが外国語学の使命なわけです。
私が何故こんなにもインドネシア共和国を愛しているか。それはひとえに日本人としての当たり前の慣性の他に4年間様々な学習の果てにインドネシア共和国の慣性を手に入れられたからです。
貴重な時間だったと思います。
これが神田外語大学に行って良かったなと思うことの最大の理由です。
きっと他の言語専攻でも同じだと思います。
もう1つ挙げるとするなら、様々な国からの留学生や言語クラスの講師の先生が毎日身近にいらっしゃる事です。
もちろん言葉を使うということ以上に行ったことの無い国の事を教えてくれる。行ってみたい!という気持ちを起こさせてくれる。
日本人の学生とは違う観点からの物の見方を当たり前のように知ることが出来る。
それがより大きいのは宗教の存在。
敬虔なクリスチャン、仏教、ヒンディー、ムスリムの人たちの生活やお祈り、断食など…
日本人ばかりのコミュニティだと知らないことをたくさん教えて貰いました。
まあ、他にも色々ありますがこの辺はミッション系の学校や仏教系の学校と一番違うところでした。宗教に対しての寛容さ、しなやかさは外大でしかないと思います。
もちろん、嫌なことも多々ありましたがwwww
総じて4年間楽しく伸び伸びと学べた我が母校。
共通テストも終わり、私大受験などが迫っております。
来年の春、ぜひ神田外語大学にいらっしゃる皆様にこの学校がいかに凄いかを知ってもらいたいと思いました。