Plextor Premium2 とCD-R界隈の昨今事情2024 その2
その2ということで、今回はエラー訂正チェック検証をCD-R事にしてみました。
今回検証したCD-RはCMCpro誘電後継品(前回記述)、マクセル、Hi-Discです。
使用したエラー訂正チェッカーはPlextools Professional XL のC1/C2テスターです。
C1エラーというのは頻繁に起こるエラーで、出てても問題ないですがマスター円盤にするなら出ないに越したことはないというエラーです。
C2エラーというのは再生したときに音は止まらないけど前後の音声で間つないで補正しましたっていうエラーです。マスター円盤にするなら絶対出てはいけません。
そのほかにCUエラーというのもありますが、これが出たら「再生中音飛びしますよ?」ぐらいのエラーです。ありえません(笑)。
さて、市場にあるCD-Rでどこまであのエラーがほとんど出ないと言われる太陽誘電のマスターCD-Rに迫れるのか?
はい、答えは出ています、全く迫れません(笑)
ということなので、いかにエラーが少ないか、この3つのCD-Rで検証したいと思います。
上記の画像がCMC proの誘電後継品のエラー訂正チェックをしたデータです。C1は割かし少ないですが、C2が結構出ていますね。再生するには問題ないですが、CD入稿する場合は不可能ですね。
次に上記のマクセルのCD-Rですが、下請けのRiTekが作っているCD-Rです。台湾製です。C1が結構出ていて、C2がほんの少し出ていますね。これもCD入稿には厳しいレベルです。焼くときに運が良ければC2出ないといった感じでしょうか…短い再生時間ですが、もうちょっと長く焼けばもっとよくわかるデータが取れたかもしれませんね。
最後に上記の画像ですが、Hi-DiscのTYコード・データCD-Rです。CMCが下請けで作ってるはずなんですが優秀ですね。厳密には第3次誘電後継品になるのでしょうか?
C1は少なくC2が全く出ていないです。まあCD入稿にも使えることはギリ使えます。
結果は断トツでHi-Discに軍配が上がりましたね。
音もマクセルとHi-Discと比較してもHi-Discは元気で、マクセルはちょっと無機質っぽい音がしました。
とはいってももうこの時代トラック作ってもCD入稿なんてしませんし、デジタルデータ入稿が当たり前ですからね。
タダのDTM+CDオタクの戯言ですが、後世のための備忘録として記事にしてみました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?