動画で機材を見ても分からない方へ
新しい機材や、目当てにしている機材を動画で聞いても全然分からなーい。
なんかどの機材も良く聞こえてしまう。
30万のkemperも2万のzoomもそんなに変わらなくね?
まあ色々意見ありますよね。
安心してください!みんな分かりません笑
分からなくなるというのはいくつか動画ならではの条件があって、それが原因になっているんですよ。
1、比較対象がなく、その機材のみの試奏になっている。
2、機材の使用環境が、動画によってマチマチ
3、マイキングやライン入力
この3つが主な理由になるかと思います。
1、人間の耳はその環境の音に瞬時に慣れるようにできています。コソコソ話をしているときはそういう耳になっていますし、大きな声で話しているときは、そのボリュームやトーンが当たり前になっているのと同じように。
比較対象がない中でその音がどうかを判断するのは結構大変なんです。
2、録音する環境が違えば全く音も異なります。弾いてるギターも違えば、静かなスタジオなのか、普通の部屋なのかでも違いますし、アンプや録音する機器でもまったく変わってきます。
こうなると目当てにしている機材の影響は本当に小さいので、他の機器に対する知識や経験が必要になってきてしまいます。
3、これが1番だと思うのですが、マイキングされた音や、特にライン入力された音は、ラインの音に加工されてしまいます。
もちろん、ラインでの音の違いを検討している方にとっては良いかと思うのですが、特にエフェクター ではアンプでの出音の方が重要なかたの方が多いはずのですので、あんまり参考にならない、
いや、そもそもラインで綺麗に加工された音では分からぬ
という現象が起きているのです。
2と3を合わせたらもう大変です。
例えば安いzoomのg1の試奏動画に、50万以上するギター、RMEのインターフェース、トーピド等の音質の良いキャビシミュ、ミキサーと編集にprotools ultimate、、、
たぶんどんなエフェクターでもかなり良い音だと思いますし、もうエフェクターの音質検討にはならないでしょう。
試奏するのが1番ですが、ある程度動画でも判断したいところですよね。
1番はiPhone等で簡易的に録画、録音をしている動画が最も参考になります。
自分でもiPhone等で、スタジオで録音をしてみて下さい。
自分の音がiPhoneでどのように聞こえるのかが分かった上で、動画の録音動画を比べると、想像がつきやすいでしょう。
アンプでの出音を空気感のある録音でされてなければ、参考になるとは言えません。
せっかく高い機材を買うのです。
自分のよく使う使用環境の動画も参考にしていきたいですね。
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