名機の条件
ギターにとっていい音かどうかはさておき、世の中には好む好まざるに関わらず、「高級な音」は存在します。
ていう話は前にもしましたけど、別の楽器からも考えてみましょう。
ヴァイオリンの名機と言われるものは何億円もの価値があるものがありますが、それらの音の共通項は何でしょうか?
基本的に高級なバイオリンは、「うるさい」「キンキンする」です。
「少女の金切り声」と比喩されるほどの音もあるくらいの名機のバイオリンもあるのですが、私たちが考えている優しい音のようなものとは程遠いですね。
弾きやすい、弾きにくいではなく、トーンがハッキリしている、アンサンブルの中でもハッキリ聴こえるというのが、何よりも大切なポイントになります。
ギターもアンサンブルで使われる楽器です。
ハッキリ聴こえる音は重要な要素だということですね。
もちろん、バイオリンとは違い、生音楽器ではないので、それ以外の要素でも選ぶ醍醐味はありますが、どんなものが良いのかと分からなくなった時は、基本に立ち返って考えても良いでしょう。
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