エギソチックウッド
ギターを選ぶときに木材を見る人は多くいるでしょうが、その中でも珍しい材のギターが欲しいという人は一定数いらっしゃると思います。
ハカランダやキューバンマホガニーのような希少材ほどの値段の高騰はありませんが、安定供給されているものでもないので、価格は高めです。
ジリコーテ
ゼブラウッド
パープルハート
ウォルナット
ブビンガ
トチノキ
ペールムーンエボニー
ココボロ
マッカーサーエボニー
パドゥック
ウエンジ
書き出そうとしたらキリがないですね笑
これらの木材については後々、1つずつ話していこうと思います。
え、全部弾いたことあんのかい!!
あります笑
休日のほとんどを楽器屋巡りと工房巡りに時間を使う生活を10年近くしてたらいつの間にか色んな人に相談を受けるようになってしまいました笑
それはさておき、珍しい材をわざわざギター材に使う理由はなんでしょうか?
見た目が珍しいから?
うーんそれもあるでしょうね。確か珍しい杢目や色合いは唯一無二感があって、自分のギターって感じがしますよね。
もう一つ重要な理由があります。
それは、良材が取れなくなってきたために、代替え材としての利用です。
端的な例で挙げられるのは、ココボロの利用はハカランダが使えなくなったことによって代替え材として販売されるようになった材ですね。
全てではないですが、基本的にエギソチックウッドと言われるものは硬い材が多いです。
今までの木材では質量がしっかりあって、目の詰まった材が手に入りにくくなったからこその、代替え材なので、重たくて硬い木材を代替え用として使う傾向があるのです。
で、音の方はちゃんと代替え出来てるのかというと、、、、
基本的にエギソチックウッドは音が硬めだと考えても良いかと思います。
今までのメイプルがなぜメイプルでなければならなかったのか、マホガニーがマホガニーでなければならなかったのかがよく分かると思います。
というのも、高音寄り、低音寄り以前に、音の芯や音の太さも重要なところで、言うなればミッドの音ですね。
エボニーもメイプルもマホガニーもアルダーもアッシュも、今まで使われていた材はこの音の太さ、ミッドがしっかり鳴るのですが、エギソチックウッド、代替え材となると、この辺りのトーンが結構無いことが多いですね。
この辺の音が無いと、すごい音がドライに聞こえます。硬くて、ガラスを鳴らしたかのような笑
ソロプレイも気持ちよく伸びなかったりするので、エギソチックウッドのギターを探している方は、可能であれば試奏した方が良いかと思います。
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