【第15章】弦は叩いても音が出る!ハンマリングに挑戦解説資料
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■この解説で得られる知識(メリット)
・ハンマリングのコツ
・ハンマリングの練習方法
・ハンマリング時の指の使い方
■資料の役立たせ方やコツ
・運指に慣れるためにまずは教材ではなく6弦や1弦の5フレットをピッキングし、7フレットをハンマリングして雰囲気を掴む。
・指の立ち方や寝かせ方がポイント
・フレットの際を狙って叩くと良い
・ミュートはしっかりと行う
・どうしても出来ない場合、クロマチックトレーニングで運指の基礎を再度見直してみる
※もし、挑戦してみて分からない!や出来ない!と思ったら、Skypeのチャットで気軽に質問してみるのが上達のコツです!(^^)!
私が、しっかりと回答させていただきます( ..)φ
■前置き
ギター演奏には、さまざまなテクニックが存在します。その中でも、ハンマリングは初心者からプロまで幅広いギタリストが習得している、非常に重要なテクニックです。ハンマリングをマスターすることで、スムーズでダイナミックな演奏が可能となり、あなたの演奏に新たな表現力を加えることができます。
今回は、このハンマリングについて詳しく解説し、そのコツや基礎練習のポイントをお伝えしていきます。ぜひ、この記事を参考にして練習し、ハンマリングを習得していきましょう!
ハンマリングとは?
ハンマリング(Hammer-On)は、ギターの弦をピッキングせずに、指を弦に叩きつけるようにして音を出すテクニックです。このテクニックを使うと、滑らかな音の連続が可能になり、スピーディな演奏やフレーズの表現に大いに役立ちます。
基本的には、まず1回弦をピッキングした後、別の指を素早くフレットに叩きつけて、次の音を鳴らします。この時、ピッキングを行わずに次の音が出せるため、スムーズな演奏が可能です。例えば、低音弦で「5フレット→7フレット」という音を弾く場合、5フレットをピッキングした後に7フレットをハンマリングで押さえることで、滑らかに音を出せます。
ハンマリングを覚えることで、曲のスピード感を損なうことなく音をつなげることができるため、ロックやメタルなどのジャンルでは特に重宝されています。
TAB譜では「H」と記載されます。
ハンマリングのコツ
ハンマリングは、単に指を弦に叩きつけるだけではありません。コツを押さえることで、きれいな音を出すことができ、テクニックが確実に身に付きます。ここでは、ハンマリングを行う際のポイントや注意点を紹介します。
1. 強さとタイミング
ハンマリングを行う際には、指をしっかりと叩く必要があります。力が足りないと、音が小さくなったり、クリアに出なかったりするため、しっかりと力を入れて行いましょう。しかし、力を入れすぎてしまうと、弦が押されてしまい音程が狂ってしまいます。また、叩くタイミングも重要で、ピッキングした音とハンマリングで出す音が途切れないように、素早く行うことが求められます。
2. 叩く位置
指を叩く位置も重要です。フレットに近い位置で叩くと最もクリアな音が出ます。これを意識するだけで、音の抜けが良くなり、演奏が安定します。
3. 指の独立性を意識する
ハンマリングを成功させるためには、指が独立して動く必要があります。例えば、人差し指を押さえながら中指や薬指を使う場合、それぞれの指が正確に動けるよう、指の独立性を鍛えるトレーニングも必要です。日々の練習の中で、指を一本ずつしっかり動かすことを意識しましょう。
4. ミュートを活用する
余計な音を防ぐためには、適切なミュートが大切です。特に、ハンマリングを行っていない弦からのノイズを防ぐため、他の指や手のひらで弦を軽く触れてミュートしましょう。これにより、ハンマリング時に不要なノイズを防ぐことができます。
得に大切になってくるのが右手の手刀を使ったミュートです。しっかりと鳴らさない弦はミュートするように意識しましょう!
それでは、ミュートや運指がしっかりと出来ている場合と出来ていない場合を動画で見比べてみましょう
ハンマリングOK
ハンマリングNG
このようにミュートがきちんと出来ていないとノイズが入ってしまい音が汚くなってしまいます。
せっかくハンマリングが出来たとしてもノイズが入ってしまったらもったいないですよね…
しっかりとミュートすることを心がけましょう!
弦ごとのハンマリングのコツ
ハンマリングは、使用する弦によって少しコツが異なります。特に6弦から1弦まで、それぞれの弦に適した指の使い方を知ることで、より効果的にテクニックを習得できます。
6弦と5弦:指を立てる
低音弦(6弦、5弦)でハンマリングを行う場合、しっかりと指を立てて押さえることが重要です。低音弦は太くて力が必要なため、指をしっかりと立てて、力強く弦を叩くことでクリアな音が出ます。この時、指が寝てしまうと、音が潰れたり、雑音が発生する原因となるため、意識して指を立てて押さえましょう。
4弦~1弦:指を寝かせる
一方で、高音弦(4弦~1弦)は、指を少し寝かせ気味に押さえると効果的です。高音弦は細く、力をかけすぎると音が詰まってしまうため、指を寝かせて弦に軽く触れながらハンマリングを行うことで、自然で滑らかな音が得られます。このテクニックは特に速いフレーズを演奏する際に役立ちます。
※上記の動画を参考にしてみてください
ハンマリングを行う際の基礎練習
ハンマリングの基本的なコツを掴んだら、基礎練習を通じてスキルを確実に身に付けていきましょう。ここでは、実際の練習メニューをいくつか紹介します。
1. 1弦でのハンマリング練習
まずは、1弦でのハンマリング練習から始めます。5フレットをピッキングし、7フレットをハンマリングで押さえるシンプルな練習です。この時、指を寝かせることを意識し、ハンマリングで出す音がピッキングした音と同じくらいクリアになるよう練習しましょう。
2. 6弦でのハンマリング練習
次に、6弦でのハンマリング練習です。低音弦は指を立てて押さえることがポイントなので、しっかりと力を入れて練習しましょう。5フレットをピッキングし、7フレットをハンマリングする基本的な練習から始め、徐々にスピードを上げていきます。
3.EX-1から徐々にハンマリングになれていく
基本的なハンマリングに慣れてきたら、ポジションチェンジを含めた練習も取り入れましょう。
EX-2ではリズムが8分音符になりテンポが速くなります。
指を寝かせることを意識してしっかりと発音が良く鳴るように練習してみましょう!
ハンマリングのコツまとめ
ハンマリングは、一見シンプルなテクニックですが、実際にはしっかりとしたコツと練習が必要です。ここでは、ハンマリングを成功させるためのコツをまとめます。
指をしっかり叩く:弱い力だと音が出にくいため、しっかりと弦に叩を叩く。
フレットの際を狙う:真上ではなく、フレットの際に指を置くことでクリアな音が出る。
指の独立性を鍛える:各指が独立して動けるように練習を行う。
ミュートを意識する:不要な弦からのノイズを防ぐために、余計な弦を適切にミュートする。
6弦と5弦では指を立てる:低音弦は指を立てて押さえることで力強い音が出る。
4弦~1弦では指を寝かせる:高音弦では指を少し寝かせることで滑らかな音を出す。
これらのコツを意識しながら練習しハンマリングを是非マスターしてみてください!きっと読者様のプレーでの表現力が上がること間違いなしです!!