知らないと損をする?!練習の「○○術」
■初めに
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■前置き
さて、今回は練習の「思考術」を解説します。
冒頭で○○の内容を明かすスタイル、、、(笑)
早く上達したいギター初心者様や過去の自分のように、毎日練習していても伸び悩んでいる方は最後まで読むことで、上達を早める視点を持つことが可能になるはずです。
もし、この記事が有益だと思った方はスキやフォローのどれかをしていただければ幸いです。
それでは私のレッスンではどのように上達に導いているか?も含め、順序だてて詳しく解説していきますので、是非最後まで読んでみてください。
上達の秘訣は思考にあり!挫折をしてしまう理由
ギターを買って間もない生徒様には思考に関するレッスンを行っております。
ということで見出しにある挫折してしまうことの可能性が低くなる思考術に関して解説していきましょう!!
そもそものお話ですが、レッスンは講師の人生経験や音楽経験、人柄やコミュニケーション能力などによりレッスンの方向性は変わってきます。
自分の場合は対面であれば、この練習にどのようなメリットがあるか?などを専門用語を使わずにホワイトボードに板書して要点を写真に撮っていただいたり、オンラインであればメモ帳に書いて画面共有や手書きしたものを写真で送るなどしております。
中でも特に思考や視点に関するレクチャーは大切だと思っております。
その理由としては多くの新規生徒様から
「過去にギターに挑戦して教室にも通っていたが、全く上達せずに諦めた。しかし、仕事も落ち着き再度趣味としてギターを弾いていきたい」
「ギターを独学でYouTubeを見ながらやってみたが、全くついていけずに挫折しそう」
「ギター買ったのが良いが思った以上に難しく、日々の練習で成果を感じられないです…」
など様々な質問が飛んでくるからです。
そこで、どのような練習をしてきたのか?を含めて質問を詳しく紐解いていくとポストの内容でもある
「練習に対するリソースが多すぎる」
というところに概ね行きつくことが多いです。
詳しく説明する前にまず思いだしていただきたいのはギターを始めようと思ったきっかけはどのような動機でしょうか?
「憧れのアーティストのようにかっこよくギターを弾きたい!」
「ギターのサウンドで興奮した!自分も挑戦してみよう!」
「ギターって面白そう!」
など沢山あると思いますが、概ね上記の理由ではないでしょうか?
初めてわくわくとドキドキと緊張をしつつギターを買いに楽器屋さんに行った日や、通販で胸をときめかせながらギターの画像をスワイプしたり、、、そしてギターが我が家にやってきた日にはもう心の中はお祭り状態に、、、
そのような経験は間違いなくありますよね?!自分も今でも暇さえあればギターの画像見たりしてウキウキしてニヤニヤしてます、、、(笑)
このギターを買う前や買った後の期待値に対していざ持って弾こうとしてみると、、、、
「え?!ギターってどう構えるの?!てか、指動かなくね?え、、」
からの
「なんであのアーティストあんな弾けるの?無理すぎ!!!!!」
からの
「Fコードどころか指全く動かねえ!!」
などの流れになり、理想と現実の差が多くなる訳ですね、、、この差に加えて適切な練習方法が出来ないと相乗効果により挫折してしまう可能性が高くなってしまうこともあると思います。
そこで、情報が簡単に誰でも取得することが出来る現代で次にやることは
YouTube
【🔍 ギター 初心者 練習】
配信者「まずギターを始めた方はクロマチックスケールを使って弾いていき指の動きになれましょう!慣れたらメトロノームもあると良いです!」
「え、、、全然弾けない、、、あれ、全く解説通りにいかない、、、」
となる方が多いのではないでしょうか?
このような練習を毎日行えば確かに、上達はすると思うのですが紐解いてみると下記のようなリソースが加わっていることになります。
1.左手のフォームを正しく抑える(超難しい)
2.右手で弾く(超難しい)
3.メトロノームに合わせてみる(いつ到達できるの?)
そもそも、ギターと聞くと、左手で指を動かして、右手で弾く。という楽器の概念があるからこそ、マイナスに働いてしまっていることも少なからずあると思います。
この1と2を同時に毎日行うことで
「ギターは難しい!」
という概念が意識として強くなっていくと思われます。
これを私は「練習のリソースが多い」と表現しております。
もちろん、始めたての頃は指も動かず、難しく感じるのは皆が通る道と言っても過言ではありません。
そこで、本題でもあるこれからお伝えする思考術や練習に対する新たな視点を持つことが大切になってきます。
細分化して考えてみる
上記の練習方法を例に解説します。
上記に1.2.3で記載しましたが、練習方法の考え方としては
テーマに沿った練習をしてみる
ということが重要です。
ギターを弾く練習というくくりで考えてしまうと、左手と右手の練習を同時に行っていることになります。
これを例えば下記のような段階に分けることで、リソースを削減することに繋がるように思えないでしょうか?
細分化の例
1.左手の練習のみで右手は弾かない。クロマチックのフォームの形のみに絞って握り方を意識してみる
2.左手のみをかなりゆっくり自分の感覚とテンポでちょっとずつ動かしてみる。
3.右手の練習のみで開放弦(左手でどこも押さえずに弦だけ弾くこと)を弾いてみてまずは弦と弦の感覚に慣れてみる。
4.実際に両手を使い弾いてみる
5.組み合わせてどちらのミスが多いかを考えてみる。どちらも難しい場合は1か2の練習のみを行ってみる。
などのようにテーマを決めて行うと、一気に全部やろうとするよりは格段にリソースを削減出来るようなイメージが持てたと思います。
このような思考を持つことで、練習に対する意識も変わっていくと思いますがいかがでしょうか?
このように今日やることのテーマを決めて必ず細分化を行うことが大切になってきます。
このような細分化を基軸とした思考術を初心者の内から身に着けておくことで「有意義な練習を行うことが可能になり上達が加速する確率も見込める」と私個人としての経験を通して皆様にお伝えしております。
しかし、練習方法で重要なのは個人の性格にもより変わってきますので次にその辺も解説していきます。
基礎練習の性格別アプローチ
性格的にどうしても、基礎練習がすぐに飽きてしまう。
という方が多く見受けられますが、講師という立場からしてこんなこと言っていいの??!!という飽きてしまう方向けの練習方法があります。
と、その前に、基礎練習と聞くと無音の部屋で苦悶の表情を浮かべながら行う!!!や、毎日やらなければいけない!などのイメージがあると思いますが、肝心なのは毎日ギターに触れてみる。ということです。
重要なのは触れることです。
私が生み出した練習方法として
映画やテレビを見ながら行う!!!!!
という本当にこんなこと言っていいのか?!?!?!?!?
という練習方ですがいたって本気です。
その方法としては、まずはテーマを決めます。
例
左手のフォームだけをギターを構えた瞬時にきちんとした、形に持っていく!
や
左手の動きに慣れる!
など様々ですが例えば、映画やテレビを見る前にまずは、フォームの形を整えてイメージが沸いたら映画やテレビを見始めます。
そして見ながらで良いので、手をネックから離す。そして左手をちょっと見ながらまたフォームを作る。これを繰り返したり、左手を動かしながら映画やテレビを見たりする。
そして15分程経過したら、一旦見る事をストップして15分練習してみる。
その後再度映画やテレビを見る。
こうすることで飽きる事なく、基礎練習のイメージを覆し練習が継続出来ると思います。
やはり、毎日触ることが大切ですので、自分の性格的にどのような練習方法が合うか?ということの1例としてご紹介させていただきます。
このような考え方を持つことで、基礎練習のイメージをよりフランクなイメージに捉えることも可能となることでしょう。
また、基礎練習を徹底的にやりたいという方向けの練習方法としては
鏡に左手や右手を映して比較しながら行うことも有効です。
効果として、客観的に自分のフォームがどうなっているか目視で確認することが可能となり比較しやすくなります。
個人的には鏡に映すことで問題を見つけやすくなるので私の生徒様にもお伝えしております。
上達の変化を記録するために写真や動画に残しておくことも良いでしょう。
また、過去の私の伸び悩んでいた時期であることに気が付いてから上達が加速していきました。
そのあることとは?!
その前に、伸び悩んでいた時の私の練習方法を例として紹介していきます。
伸び悩んでいた時期の練習方法と思考回路
過去の私のルーティーン
・平日
20時~0時
基礎練習を続けて行う。
スケール練習、クロマチック練習(右手、左手の練習を細分化せず)
・休日
12時~0時
上記と同じ練習を食事、入浴以外行う
その時の脳内
1.基礎練習は難しいというイメージ(先入観)
2.しっかりとやらなければいけない(べき論)
3.理想とかけ離れすぎている自分に絶望(ギャップ)
4.テーマを決めずに脳死状態(やみくも)
6.成長しているか分からない(記録に残していない)
大まかですがこのような感じでした。
練習をすればするほど、「自分には向いていないのではないか?」
と思い練習すればするほど理想と現実の乖離に落ち込んでいくばかりだったといっても良いでしょう、、、
そこで、基礎練習について見直してノートに書いて細分化していくことを繰り返して上記の思考へと至ったというわけです。
簡単に書きましたが、それはそれは大変な道のりでした(笑)
と、ここまでが私の伸び悩んでいた練習方法の紹介です。本当は細かく記載すると永遠にダメだったところがありすぎて病みそうなのでこのくらいにしておきます、、、(真顔)
ということでお待ちかね?!ある方法に関して解説していきましょう!
上達が加速した練習方法
上記の思考に加えて私は、時間的なルーティーンを取り入れました。
それは、ある日何気なく見たテレビで「脳科学者が成人した人間の集中力は15分が限界。睡眠や休憩を取ることで脳が情報処理をする。」
という事を語っていたのを見たのがきっかけです。
私は「ほほう!これを試しに練習に取り入れてみよう!」と思い即実践をしてみました。
具体的には
1.15分集中してテーマに沿った練習
2.10~30分休憩(ギターは触らない弾かないでスマホ見る)
3.練習再開
これを解説した思考と一緒に確保できる時間に合わせて数セット繰り返し行ったところ、圧倒的に伸びていきました。
※基礎練習に飽きてしまう方もこの方法と上記の無理なく続けられるという感想もあります
当初、上達=圧倒的な時間が大切。
という思考のもと練習を行っていたので、最初は「こんな短時間な練習で大丈夫?」と思い、半信半疑でしたが私には非常に効果があった練習方法であり、現在もこのルーティーンを取り入れて練習を行うことが多いです。
つまり量より質の練習方法もあるといことですね。
以上が私の大切にしている思考術(細分化などの考え方)として締めくくろうと思います。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。練習方法に関する内容で執筆してみましたが、これを読んで新たな気づきはありましたでしょうか?
情報過多の時代、様々な練習方法を手軽に見ることが出来ますが、思考に関することを解説している方はあまり多くないのではないでしょうか、、、
お話をまとめると
1.テーマに沿った練習をする
2.細分化して考える
3.自分の性格にあったやり方を見つける
4.ルーティーンを取り入れる
この4つが今回の記事の重要なポイントになります。
是非参考にしてみてくださいね。
後書き
今回の記事では練習に関する思考術をテーマに取り入れてみましたが、重要なことは性格に合った練習をすることです。
しかしながら、始めた当初はどのような練習が性格に合っているかなんて全く分からないと思いますが大丈夫です。
最初は手探りですがこれは皆が通る道ですし、次第に思考術も見についてくるので安心してくださいね。
この記事の意味合いとしては数ある練習方法がある中で、こういった思考を持っておくとどのような練習をしても上達する可能性が上がるかもしれないという所謂、根本の部分を抑えていただければと思います。
記事の更新にあたり、漠然とプロになる夢を持って日々を過ごしていたあの頃を思い出しながら(過去の自分にレッスンを行うつもりで)執筆していましたが、一番の願いとしては皆様にギターを思う存分楽しんでいただきたいというのが私の願いでもあります。
ギターは向き合えば向き合うほど自分を知っていくきっかけにもなっていきますから、、、
これだけは覚えていただきたこととしては、現時点のスキルの有無に関わらずまずは思いっきりギターを楽しむこと。
性格に合う練習=楽しむことに繋がってくる。
私はそう思って日々生徒様と触れ合っています。
これからも、私の経験(良くないところと今だから言える改善点)や講師としての観点から有益そうな情報を発信していきますのでこれからも何卒よろしくお願いいたします。
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