マルセロ バルベロ 1世 1955 松 シープレス
向かって左の方です。右はサントス
2年前に弾かせてもらったマルセロ バルベロ 1世 1955年です。
これもすごかったです。クラシックもフラメンコも両方とも行けるギター。
音色の深み、反応、全てが1級品。スペインギターの頂点とも言えるでしょう。
バルベロ1世はハカランダものも弾いてみたいのですが、出ても秒で売れてしまうのでお目にかかったことすらないです。
でもシープレスでも十分その凄さは分かります。
この個体は1955年という晩年の作品。もうバルベロ1世のスタイルが完全に確立され、円熟期と言えましょう。
ただ全面セラックによるリフィニッシュがされており、めちゃテカテカだったんですよね。ヴィンテージの雰囲気台無し。
しかも400万。買えず・・・ 誰も買わないままドイツにお帰りになられました。