真空管アンプは家でも使えるか?

僕が現在所有しているアンプは4種類で、Bluesjunior、Deluxe Reverb、SV20C、VOXAC15CC1という感じで、15W~22Wというサイズ感のものです。この辺は場合によってはライブでも使えちゃうようなサイズ感だと思います。
実際ASSHさんもデラリバをYOASOBIのライブで使っていたということをYouTubeで言っていたのでPAさえあれば大規模なライブでも使えるんだと思います。

じゃあ、その辺のサイズ感のアンプは家でも使えるのか?という疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思うのですが、それに対する個人的な感想をお話していきたいと思います。

結論、使えるものと使えないもの、使えるとしても機能が制限されるものが有ります。あとは、ぶっちゃけ改造してしまえば何とでもなります。

とはいえ今回は、それぞれのアンプを無改造状態で自宅で使用する場合のハードルとなるものはなにか?どうすればハードルを下げられるか?そのハードルを下げる手間・費用はどんなものか?自宅内での使いやすさランキングという形でお話していきたいと思います。


第4位 fender deluxe reverb 65

①自宅使用へのハードル

このアンプは正直、ボリュームつまみを回して音が出た瞬間にアパート等では使用が危険なレベルの音量が出ます。もし、入力前段で更にボリュームを絞って音量調節をしようとしても、このアンプに関してはアンプボリュームの設定値が小さな段階ではあまりいい音質ではないので、良い選択肢とは言えないと思います。

ボリュームが2以上くらいですっきりしたクリーンになるのですが、普通の自宅では絶対に無理です。
もともとは音量が音質に影響を与える説を否定していた僕ですが、このアンプを使ったときからハッキリと認識しました。(もちろんだからと言って、真空管アンプ全体がそうというように主語を大きくする意思はないです。)

② ハードルを下げる方法とその手間・費用

ボリューム位置を上げられる様にするためには、マスターボリュームを追加改造するか、アッテネーターを使うかという選択肢になると思いますが、基本的に結構費用が掛かります。

③ その他純正状態の不満点と解決方法

65ブラックフェイスのリーシューは、リバーブがビブラートチャンネルにしか効かないこと、ビブラートチャンネルにはブライトキャップが常時オンになっているので歪みペダルがめちゃくちゃ使いにくい状態です。(TS、ケンタ系くらいの歪感、ローファイ感ならむしろ良い感じに影響する感じも有りますが、、、)

これを解決するにはブライトキャップOFFスイッチを増設するか、そもそもシルバーフェイス68カスタムを買うかという選択になるかと思います。

あとは、アンプ自体のサイズ感がこの4機種の中では2番目に大きいので置き場所の検討が必要かと思います。

なので、デラリバは自宅使用でのハードルが一番高いと思います。

④     ハードル・不満点除去後の感想

但し、この辺をクリアできると最強アンプかと思います。僕は今一番使っています。
クリーンまたは若干クランチ状態で使うのが好きです。

ブライトキャップOFFスイッチ+マスターボリューム増設改造で最高です。

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