《みんなからの質問:No.27》 ギターのチューニングが安定しません。どうしたらいいでしょうか?
最近エレキギターを始めた者です。
クリップ式のチューナーを使用しているのですが、アンプからヘッドホンに繋いでギター練習しているため、いつもチューニングする際はエレキの生音でしています。
一応セミアコなので生音でも大丈夫かな・・と思っているのですが、チューニングが安定しないので生音はマズイのかなと思うようになりました。アンプから音を出した状態でチューニングした方が良いのでしょうか。
エレキギターの世界へようこそですじゃ!
クリップ式チューナーでチューニングされているということですが
『チューニングが安定しない』
ということは
『チューナーのメーターの反応が悪い』
ということではないと認識してよいですかの?
チューナーのメーターの反応が悪く結果的にチューニングし辛いというのであれば、解決策として
・電池消耗におけるディスプレイが少し暗くなったりしていれば新しい電池に交換する
・クリップ式チューナーを付けている場所が弦振動的に伝わりにくい場所にあれば装着場所を変えてみる
などで反応がよくなる場合もありますじゃ!
クリップ式チューナーは楽器の振動を拾ってチューニングするのでマイク的なイメージでの音量が足りないからアンプからも音を出したほうがいいというイメージとは少し違うかもしれんのじゃ。
その上でまだ『チューニングが安定しない』のであれば、楽器側や演奏者側に原因があるとも考えられますゾ。
いくつか原因は考えられるのじゃが…
弦がキレイに張れていない
ペグに巻いている弦がキレイに張れていない(遊びができている状態)で弦を弾くと、振動によりその遊びが減りチューニングが下がる、ということ、これは考えられます。特に弦交換した後だったりはよく起こるので、弦を馴染ませる意味でも軽く伸ばしたり、ジャカジャカ弾いて慣らしたりということはワシも実際にしていますゾィ!
弦が劣化している
弦が錆びたりしてもチューニングは安定し辛くなりますじゃ。弦に余計なサビが付着してるということは、振動や質量などに影響することは想像しやすいであろうからのぅ。
弦のゲージとピッキングの強さがミスマッチ
『安定しない』という言葉から連想されるのは、演奏中にチューニングが動いてしまうということです。質問者様はセミアコを演奏しているということですが、セミアコの多くはミディアムスケールであり、例えばそこに09~(細め)のゲージの弦を張る、そしてビギナーが故に起こるピッキングの強さの不安定さ、だったりの条件が揃うと、これもチューニングが不安定になり易いです。強過ぎるピッキングは弦を持っていってしまったり不安定な振動を起こす原因にもなりうるので、そこは大切なポイントかもしれませぬゾィ。
あくまでワシ的目線での解決策としては
弦交換をする
新品の弦はキレイに張ることさえできれば、チューニングは安定します。
弦のゲージを太くする
例えばミディアムスケールのセミアコであれば10~くらいのゲージのほうが張りが出て、少し強めのピッキングでも弦が持っていかれず、相性がいい時もありますじゃ!
ナットに潤滑油を塗布してみる
ギターはナット部がかなり重要になっていて、ここの滑りが悪いと、弦を軽くロックしてしまう状態になり、強いピッキング時やふとした振動でそれが動き、大きくチューニングがズレることもあるんゾ。なので、ナットと弦の触れる部分をスムーズにするというのも一つのアイデアなんじゃよ!
もちろん質問者様の楽器を見たわけではないので、これ以外の原因かもしれないのじゃが、上に書いたようなことは誰にでも日常的に起こっていることなので、一度チェックをよろしくお願いしますゾ!
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