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《みんなからの質問:No.29》 練習しても上手くならない。これからも上手くならなかったらどうしよう...

こんにちはギター博士。
私は今好きなアーティストの曲を上手くなって弾いてみたいという気持ちと練習しても上手くならない上に、これからも上手くならなかったらどうしようという気持ちが一緒になり、教則本だけ積み上がって練習に手を出せていない初心者以下の状態が続いています。
やっぱり才能なのでしょうか・・・。


こんにちは!

やっぱり才能…どうでしょうか…ワシは質問者であるあなたと実際に接したわけではないので、今からの回答が的を射ているかどうかはわからぬが、これからも上手くならなかったらという不安は今のワシにもある悩みですので、昔からじゃが今現在もワシが意識して大事にしていることを少し話そうと思いますじゃ!


突然じゃが、今マンガやアニメの好きなキャラクターの絵を何も見ずに描いてくださいじゃ!

描けましたかの?

それは本物と比べてどうですかの?

上手く描けた人もいれば、自分のイメージとはかけ離れてしまっている人もおると思うんじゃな!

例えば、今の行動のプロセスをざっくり言うと


好きなキャラクターを選ぶ

キャラクターを自分の中に映す

それを思いながら描く


わけじゃろ?

そうした場合

選ぶ行為は『自分のセンス』
映す行為は『自分の中でのイメージ』
描く行為は『テクニック』

みたいに、まあざっくりワシはイメージするわけじゃ!

それをギターに置き換えた場合

弾きたい曲やフレーズがある『センス』

それを自分の中に投影する『イメージ』

実際に弾く『テクニック』

となる。ここで問題になるのが『イメージ』じゃ!質問者様は今もしかしたら『テクニック』的に上達するのか?と悩んでいるかもしれんが、ワシ的にはその前に自分の中に曲やフレーズをより具体的に投影し『イメージ』できてるかどうかということが気になりますじゃ!

確かに教則本やスコアなどはより具体的なテクニックの表現の近道として有効ですが、やはりその音楽そのものを自分の中にいかに『イメージ』するということも、上達する上で大事になってくると思っていますゾ!

質問者様はもうすでに何回も何回も好きな曲を聴いてると思います、それでもそれ以上に何回も何回も、時にはギターだけに耳を傾けて、時にはスコアや運指をイメージしながら、もっと聴いてくださいじゃ!

音源は音楽そのものを表します。

教則本やスコアはテクニックや手順を表します。

それを繋ぐイメージは自分の中でより鮮明になるように自分で作るしかないと思ってますじゃ!

どれだけ情報を得ようとも、イメージがなければ弾くことは容易には出来んと思っておる。

ワシを例にとってもそうじゃ!

ある程度であればワシでも自分の中の五線に音符や運指のイメージはできるとは思うのじゃが、それ以上になると…音のイメージ、ハーモニーのイメージ、運指のイメージ、が追いつかなくなり、仮にテクニック的に足りてたとしても、ワシには音楽として表現する自信はありませんゾィ…

なので、もしよかったら練習と共に

『自分の中に音楽、ギターフレーズ、ギターを弾いてるイメージがよりハッキリ浮かぶような音楽の聴き方』

をすることを意識してくださいじゃ!

もちろん才能という言葉を出されてしまうと、ワシも何と返していいかわからぬが、それでも、何かのヒントになる可能性はあるかもしれないので、キーププラクティスしたまま、モアディープリスニングでお願いします!

ご質問ありがとうございました!


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