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【普通の青年の普通の留学】シアトル留学日記②

さて、前回の記事ではまだホームステイ先にすら着いておりませんので、到着したところから。

ホームステイ先はシアトルから少し離れたRentonという街。まさに「閑静な住宅街」でございます。

また後の記事で話しますが、写真がないんですよ。色々ありましてねぇ。大変だったよ。

スリランカ出身の老夫婦と共に、8週間を過ごすことになりました。
ホームステイ先の人とうまくいかなかったらどうしようと本気で心配しておりましたが、このご夫婦は本当に素敵な方でした。
留学生のプライベートを大切にしてくれる方で、
「あなたが家から出る時は、是非施錠してね。あなたが本当に安心できる空間であるために」と鍵を渡してくれました。

そして「食事はまだでしょ、今から作るわ」と、色々作ってくれたあの味、今でも忘れられません。
「いい人に巡り合った」と胸を撫で下ろしながら食べた思い出の玉子焼き。

こんな気分でした。
(このスタンプは、昨年私が「健康診断、コレステロールで引っかかったわ」と話した時に友人から送られて来たもの。このウィットに富んだ返信、感動してください)


安心してぐっすり寝て、翌日を迎えました。

「バスの乗り方を教えるから、私も一緒に行くわね」

そう言ってホストマザーと共に学校に向かいます。
家から数十秒のところにバス停があり、乗り換えなしでそのままシアトルの街へ行けるんだそう。
Rentonの町並みは見るからにど田舎でしたが、交通網はかなり充実していました。

バスに乗って40分ほど。大きな湖の上をバスは走り、シアトルの街に突入です。
乗ってきたお客さんのうち4割ほどが、スターバックスのカップを持っていました。さすがシアトル。スタバ発祥の地ですから、地域の方の生活の一部なんでしょうか。
もっと驚いたのは、NFLの「シアトルシーホークス」の帽子やアウター、鞄などを身につけている人の多さ。
関西で言うところの、タイガースの帽子を普段着として被っているようなものです。

「じゃあ、次で降りてね。私は仕事場へ向かうわ」
ホストマザーはシアトル市内の大学の図書館司書をしており、私は彼女をバスの外から見送りました。

学校に向かうと、たくさんの在学生が声をかけてくれました。
月の初めに新入生が来るのは毎回のことらしく、慣れた感じで私を迎え入れてくれました。
最初に仲良くなったのは、長身の台湾出身のお兄さん。

「バスケしに行かないかい?うちの学生は無料で体育館が使えるんだ」

用意を持っていなかったので断ると、「今から一式買いに行くぞ!」を私をダウンタウンへ連れ出してくれました。
なんやかんやで色違いのお揃いのバッシュ買うことになり、すでに友情が芽生えた気がしました。

これがそのバッシュ。2023年夏まで使ってました。


初日に楽しく過ごすことができ、それなりに私の英語も通じることが分かりました。
これは本当に安心でした。
ある程度話せるようになってからアメリカに来て良かったなと。

この日からたった57日間ではありますが、人生で1,2を争う最高の時間が流れることになります。


シアトルのことを忘れたくなくて、今でもコーヒーを飲んでます。

大阪ルクア店ですけどね。
これを愛飲しております。


次回の記事で、授業について語ろうと思いますので、乞うご期待。

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