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ローグライト『Cat God Ranch』 感想
『Cat God Ranch』は2024年9月13日にリリースされ、最近日本語に対応したローグライト作品。
満足するところまで遊んだので感想を書きます。
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【良かったところ】
まずグラフィックが可愛い。可愛いのは大事。
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ゲーム部分も面白い。
説明がちょっと難しいが、動物を沢山飼育してお金を稼ごう、みたいな感じ。
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【良くなかったところ】
翻訳の関係で明らかにテキストがおかしい動物がいくつかいる。
例えばこのアナグマなんかは明らかに翻訳ミスなのでまだマシ。
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気付いた中だとこいつの翻訳がヤバい。
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このパンダの実際の効果をRPG風に言うと、「これから先の攻撃すべてのダメージが+4」なのに、テキストでは「次に与えるダメージだけ+4される」となってしまっている。
実際の効果では何度も発動してどんどん重複して強化していけるので完全に別物みたいになっている。
これ翻訳ミスというか指定する画像ミスってるんじゃないかと思ったが、他の言語で確認したら正常に表示されていた。なぜ……。
それ以外に難点らしい難点は特になく、欠点の少ない優等生タイプのゲームだと思う。
ただ個人的な好みで言えば、ゲーム全体の構造がありふれたローグライト作品の域を出ていないであることはマイナス点。
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ストーリー要素無し、キャラクター要素無し、キャラがちょっと喋ったりする要素すら殆ど無い、ゲームを進めるごとに徐々に縛りが増えていくだけの難易度調整……。
また、ゲーム性がゲーム性なだけに打倒すべきラスボスや突破すべき最終ステージのような存在も見当たらないのでモチベの維持が難しかった。
ゲーム性部分のあらゆる要素が薄味と言い換えてもいい。
「まあローグライト作品ってそういうもんでしょ?」って考えの人なら神ゲーにすらなりうる作品なのかもしれない。
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【総評】
万人にとって80点、みたいな印象だった。
可愛い見た目に反して色んな意味で「遊び」の要素が薄く、どちらかというとクロスワードとか数独とかあの手のパズルを遊ぶのに近い感覚な気がする。
そういうゲームを遊びたい気分だったらきっと楽しめると思う。
作業の休憩にこれからも気が向いたらちょこちょこ触っていく触っていくかもしれない。
評価が激変するようだったらまた記事を更新するかも。