100後悔するか50後悔するか
終わりは新しい始まりとも言う。
終わりにかかわることで、自分が望んでいる物語を知ることだってある。
自分が今歩んでいる物語が、もし自分が望んでいるものと異なるなら、方針転換をするほうが、よりよい未来がくる可能性が高い。と、ぼくは考えている。
どんなことを決断するにしても、後悔がついてくるのなら、100後悔するのと50後悔するなら50後悔する方がまだ良い。
ぼくが昔かかわっていたcommono bar SINGLESという日替わりマスター制度のお店がなくなる。つまり閉店だ。
実際のところ、現在は日替わりというよりも貸しスペースの色合いが強い場所になってしまったけれど、このコロナウイルス感染症の影響で、現在のオーナーが閉店を決断したのだ。
そこで現在のオーナーの心遣いで9月末から11月15日までの間、昔の日替わりマスターがお店に入っている。
このSINGLESというお店はこれまでなんどもオーナーを変えて、曲がりなりにも存続していたのだけれど、そんなことで今回も継続ができないかという話が出た。
個人的には、一度いったんちゃんと閉店したほうが良いと思っていた。なぜなら現在のオーナーになってから、それまで培われていたコミュニティが崩壊していたからだ。
それに物語はちゃんと終わらせないと、そこにかかわった人たちの思い出を壊すことになるんじゃないかと思ったこともある。
それでも、もし継続ができるのであれば・・・・・・と幾人かで考えてみた。結果はこのまま閉店だったけれど、この「継続したい」という思いも合計で20年ほどつづいた場所ゆえのものなんだと思った。
その思いを受け止めつつ、自分の中の同じ思いにも向き合いつつ、現実と向き合うことで、たぶん全員納得してSINGLESの閉店を受け入れられるようになったのではないかと思う。
そんな中、ぼくは自分が他人と協力して目標に向かう仕事がしたいと思った。それは自分がこのお店でやってきたことでもあり、これまでもそれを別の場所でやってきたことでもあるのだけれど。
さらに他人との協力、もっとプロジェクトにかかわる人々の知識を目標へ向けて活用するようなことをしたいと感じた。
ぼくがこの数年学んできたことをさらに実際に実行したいという欲求でもある。
それは自分が作って行くコンテンツでも言えることでもあり、そのためには他人の力や知識や感覚も含めたその人そのものの助けを借りることでもある。
そんなことで、ぼくは今絶賛転職活動中である。
転職するということは今の地位を捨てるということでもある。捨てたら後悔するかもしれないけれど、このまま今のところで続けても100後悔する。
辞めたら辞めたで後悔しそうだけれど、100後悔するよりも50後悔するほうがまだましだと思う。
転職がうまくいこうが失敗しようが、今まで通り自分のコンテンツは作り続けるつもりだ。
なんにせよ、自分の可能性と自分とかかわる人たちの可能性をより広げるような、そんな結果を作りたいと思う。
あとは勇気だな。
皆様からくださったサポートは『ぼくらワールド解体新書』の作成費として利用します。もし良ければサポートお願いいたします!