人気イベントはどのようにして考案されていたのか………!?
いつも「回胴風雲児」をご愛読いただき有難うございます! 今回の漫画も楽しんでいただけましたか?
今回は開業初期のイベントをテーマにしたストーリーでした。前々回のコラムではパチスロイベントの元祖とも言うべき「モーニング」について書かせて頂きましたが、4号機の時代になってパチスロ営業は次第に出玉に直結する「出玉イベント」の実施が主流となってきたんです。
流行は東から西へ! 源田サトシが営業をスタートした時代には関西にまだイベントと呼べるイベントが存在していませんでした。
実際、源田サトシが「出玉イベント」の存在を知ったのもパチスロ攻略誌に掲載された関東の某有名店の広告からでしたし。
イベントについてよく知らないときに始めた自己流のイベントは「BIG早がけ5回・一番乗りにメダル3000枚プレゼント!」という法律無視の無茶苦茶なものでした。知らぬが仏…とはまさにこのことですよね(笑)
お客さんからすると魅力的ながらも継続不可能な「ド素人イベント店」から始まり、「関西イベント店の雄」とも言われるまでになった多種多彩なイベントをいかに考案していたのか?
それはやはり関東有名イベント店の情報収集からでした。雑誌の切り抜きのストック数は紙袋3袋分! 研究に研究を重ね、実際気になるお店にも出向き、さらにお客様へのアンケートも踏まえたうえで、オリジナルのイベントを考案していました。考案といえばカッコイイですが、基本的にはパクリです(笑) A店のパクリ+B店のパクリ+源田案=オリジナル! という源田ならではの発想です。パクリにパクリを足して少し自分テイストを加えればそれはもう立派なオリジナルイベントなんです! キッパリ!! もちろん考案時のイメージにはいつも「お客さんの笑顔」がありましたよ。
そんな感じで生まれたのが今回の漫画のテーマでもある「ぶん回しイベント」であります。いくらイベントで設定入れもなかなか高設定にありつけない、あるいはどれだけ高設定台を入れてても「ホントに設定入れてるの?」という疑心暗鬼なお客さんの存在。「よし、それならお客様に自力で設定を掴んでもらおうじゃないか!」という流れで考案されたのが今回のイベントなわけですね。
このコラムを読んだ上でもう一度漫画を読んで頂けると更に面白いかもしれませんよ♪ 次回もお楽しみに!
初出:漫画パチスロパニック7 2019年4月号
※今回のコラムは『回胴風雲児②』第1話に対応しております。