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タイを代表するキャッシュレス決済の1つ、「True wallet」に登録してみた。今後に期待大!

 キャッシュレス化の流れはタイにも続々と・・・というか、タイは現金主義と言われながらもクレジットカードの発行枚数は2,000万枚を超えており、銀行のATMカードはデビット機能付が基本のため、カード決済は日本よりも早く定着しています。日本はデビット機能が本格的に始まったのはこの5年ですよね。10年前は国産のJデビットが主流で、Visaのデビットはスルガ銀行などごくわずかの銀行のみだったと記憶しています。

 僕はタイでデビット付きのATMカードかクレジットカードをよく使っているのですが、この年末年始の一時帰国でのキャッシュレスに感銘を受けた勢いそのままにタイでもPay系のキャッシュレス機能を導入することにしました。

 タイは政府はこの数年、政府主導のQRコード決済を政府として推進していますが、民間でもいくつか存在しています。その中で僕が今回導入を決めたのは以下の2つ。

・Rabbit LINE Pay (By LINE)
・True wallet (By True money)

 今回は大手通信キャリアのTrueが提供しているTrue walletについてお話をします。次号はRabbit LINE Payです。

 True Walletはタイで第2位の携帯キャリアでもあり、インターネット回線では1位と日本でいう所のauやsoftbankといったレベルに相当し、タイの中では高い信頼がおける通信会社です。僕は携帯はTrueを利用している上、Tureインターネット社との仕事が何度かあるので思い入れも強く、そういう意味でもTrue walletにしたという経緯もあります。

 True Walletはアプリで存在しているのでiOSやAndroidの各ダウンロードサイトからダウンロードできます。下記にURLを記載します。

Android版

iOS版

 このアプリでできることは通常のキャッシュレス決済アプリとほぼ同じです。ここから支払いをしたらポイントが溜まっていき、そのポイントで色々なサービスを受けることができます。そしてお店での決済だけではなく、電気代や携帯などのBill paymentも可能で、Trueユーザーであれば携帯料金の支払いもできますが、なんとAISやDtacといった競合携帯電話の料金まで支払いができるという優れものです。AISやDtacなど店頭で料金をキャッシュで支払っている人はTrue walletから支払ってポイントを貯める事もまたお得な技の1つになるかもしれません。

 そして本題ですが、このキャッシュレス決済はどこで使えるのか?これがとても大きな注目点です。どんなに優れて便利なサービスでも使える場所が少なければ無意味といえます。しかしこのTrue walletはかなり多くの場所で使うことができます。Trueはかなり自信があるのでしょう、自社のWEBで使えるショップ一覧を掲載しています。使える場所がまだまだ少ないRabbit LINE Payがリストを公開していない、または見つけにくい場所にあるのかも?という事を考えるとTrueの力を再認識させられます。

True wallet 利用可能店舗一覧 (2020年1月5日現在)

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 見覚えのあるレストランが多いですよね。Trueカフェは当然のこととして、日本人御用達の百貨店であるサイアムパラゴン、エンポリアム、エムクオーティエや大手ショッピングセンターのTHE MALLで使える(つまりMALLグループでは使えるということ)他、マクドナルド、バーガーキング、CHESTERS、Sizzler、The pizza companyなどの海外系有名飲食店や日系ではちゃぶ屋とんこつラーメン、一風堂ラーメン、銀だこをはじめとした飲食店が並んでいます。S&Pも使えるのはいいですね。

2020年1月15日追記:本物すしは対応しなくなったそうです。

 これだけのラインナップが揃うという事は、利用可能店舗も急速に増えていくのは間違いなさそうですが、それを後押しする根拠はTrueのタイにおける知名度と財力、ネットワーク力にあります。特に上述した通りタイ最大の流通系財閥のTHE MALLグループの全面的なバックアップを受けている事が大きいですし、なによりTrue自体がタイ最大手財閥CPグループの一員で、CPグループは食品関連やリテール系はとても強いのでどう考えても「拡大しない理由はない」のですね。なぜそう言い切れるのか、その理由はやっと登場しますがセブンイレブンの存在です。

 タイのセブンイレブンはCPグループが運営しておりCPセブンイレブンという会社名になっています。このセブンイレブンはタイのコンビニの先駆けというべき存在で、地場企業が資本投下して単独で行なっている唯一のコンビニです(ローソンは大手財閥サハグループと三菱商事の合弁、ファミリーマートは流通大手のセントラルグループと伊藤忠商事の合弁事業)。セブンイレブンは2016年段階ではタイ全土に9,500以上の店舗を持つタイ最大手コンビニエンスストアです。この数は世界のセブンイレブングループでも日本に次いで第2位の数になっているようで、タイ全国民に知られたブランドになっています。一部では富の独占などと言われて不買運動が高まった事もありましたが、日々のタイ国民の食や生活を維持する重要な役割を果たしています。ここでTrue walletが使えるとなるとやはりタイに深く根を張る事が可能になるので、セブンイレブンの決済で使われる間はTruw walletは安泰でしょうし、サービスもまた更に進化する事が期待できるでしょう。

 最後にチャージの仕方について説明します。チャージの方法は銀行口座直結の他、Top upが基本となります。Top upの方法は銀行ATMからのチャージ、セブンイレブンでのチャージとなりますが、Credit cardからのチャージには2020年1月段階ではまだ対応していません。一応、Credit card登録はできるのですがTrue walletを経由してCredit cardのQRコード決済ができるというレベルです。ただCredit cardを使ったQRコード決済をする場合にポイントがつくのかどうかはまた今度調べてみます。

 今回はタイのキャッシュレスサービスの1つについて書いてみました。次回はRabbit Line Payについて書こうと思っています。

それではまた!G1でした!

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