決済方法はエリアで統一性を持つ事が大切だと再認識した午後。
昨日、スワンナプーム空港近くのアウトレットに行きました。タイの大手財閥・セントラルグループが運営しているセントラルビレッジです。
ここではキャッシュ以外のいくつかの決済方法があり、LINE PAY、TrueWallet、Shopee Pay等があります。私はここに何度も訪れた事があったので、どこでも全ての決済方法が使えるのだろうと実感済(この実感というのは自分のよくいくお店での経験にすぎなかったわけですが)で今回も従来同様TrueWalletに入金をしていました。TrueWalletはタイのトップ3の携帯キャリア・True社が提供する大手デジタルウォレットなので利用エリアも広くここでの利用も安全圏だろうと思っていました。TrueWalletについては以前記事にしているので下記をご覧ください。
実際に買い物は順調でした。TrueWallet向かうところ敵なしだなというくらいスムーズに買い物は進みました。お腹が空いたのでフードコートに入っても問題なしで使えます(ここのフードコートはキャッシュがNGで必ず上記のいずれかのアプリ決済が求められます)。今日はこのままスムーズに終わるぞ、そう思った時に壁が立ちはだかりました。
まず1つ目の壁はチェーン店のカフェです。タイにはスタバもありますが、地場の美味しいカフェチェーンがあります。ここにはAmazon Coffee(Amazonコーヒー)がありました。コーヒーを買おうと入りオーダー、支払いをしようと「True Wallet」と言いました。すると「Blue Card」のスキャナを渡されここにスキャンしてくださいと。そこで1発でわかりました。私のTrueという発音がBlueに聞こえて「Blue Card」で支払うと思われたのだなと。そこで私は「いやいや、TrueWallet」とアプリを見せたところ店員は対応してないと首を振りました。キャッシュ、クレジットカード、ATMカード、BlueCarアプリでの決済しかないと(ちなみにBlue Cardはタイのガソリン販売大手PTTの発行するカード)。仕方ないのでキャッシュで払いました。
次の壁は「スキャナが壊れているお店」です。これは飲食店でもよくあります。ほとんどの店舗はなかなか修理せず「この支払い方法は利用不可能」とし続けています。今日はTrueWalletで払うぞ!というつもりで買い物をしているのに「使えない」というのは結構衝撃です。例えばこのご時世ですのでキャッシュを触りたくなりからと数万円のものをTrueWalletに入金をしてお店に行ったら使えないというオチ。繰り返しますがこれはかなり凹みます。今回、私はそれをモロに食らいました。
タイはアウトレットが多く、そこでの支払い方法も多彩になってきました。店舗数と支払い方法の種類が増えてくると当然ながら店舗側と店舗スタッフ側で収拾がつかなくなってきますし、1つくらい決済方法が利用不可能のままにしておけばいいやという店舗も出てきます。そうなると結局の所、キャッシュ、クレジットカード、ATMカードが安全だという事になり、デジタルウォレットへの利用率が下がっていく、または高額ショッピングで使われなくなり入金額が下がっていくという負の連鎖に向かいかねない状況を招くリスクがあります。
デジタルウォレット運営会社から見れば店舗は顧客だと思いますが、故障せずしっかりと利用されているかどうかのモニタリングもし続けてユーザーの利便性を損ねない努力が必要なのだと感じました。そしてアウトレット運営会社も決済方法の統一を入居店舗に求めたほうがユーザーにとっては助かる事なのかなと思っており、アウトレット単位での決済方法統一化を期待したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。