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深瀬昌久 展 3/3〜6/4 & TOPコレクション 4/7〜7/9 東京都写真美術館
<深瀬昌久展>
まさに私写真と呼ぶにふさわしい。
だいたいモデルとなる人が同じならば、その人の写真集になりそうなものだが、ここではそうならない。
明らかに撮影者が主体である。彼の強い我が写真を通して伝わってくる。
元恋人、妻、家族、離婚、死、孤独。
人生の全てを作品にし、周りを巻き込んでゆく。。
普通の人なら耐えられないだろう。
だが、それでこそ見られるものがある。
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「ぼくの一生というのは写真に憑かれていたらしい」
狂気に満ちた写真道が見られる。
※撮影不可のため下記より引用
東京都写真美術館
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4274.html
<TOPコレクション>
本企画展は「しずかな視線、満たされる時間」「窓外の風景、またはただそこにあるものを写すということ」など、キャプションをもとに作品が集められている。
とても見やすい。
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ただ撮られたものにも何かあるのかもしれない。何もないかもしれない。
見る側に委ねられているが、何も考えず見ても満足感を得られるのはその写真の力なのだろう。
静かに何もない時間を感じることができた。
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最近の展示はとても工夫されていて、すごく好感がもてる。
これはおすすめ。