曲レポ:「点呼曲」編
「曲レポ」とは、「食レポ」のように楽曲を味わい、その良さを言語化する試みです。
今回は歌詞にフォーカスした「点呼曲」編です。
点呼曲とは
点呼曲とは、曲の歌詞中で歌唱しているグループのメンバー全員、それぞれを連想させるワードが使われている曲として名付けました。
アイドル曲だとよくあるらしいので今後も追加していきたいが、とりあえず知っているものを書き出す。
キセキ結び / ホロライブ4期生
ホロライブ4期生によるオリジナル曲。ホロライブ4期生は桐生ココ、天音かなた、角巻わため、常闇トワ、姫森ルーナの五人で、次のように歌詞上で対応している。
「彼方(かなた)」へ跳ぶよ
「永久(トワ)」に続く海を駆け抜ける
いま「はため(わため)」息
諦め「るな(ルーナ)」んてないの
「ここ(ココ)」で歌う
桐生ココのグループ卒業に際して天音かなたが作詞作曲した曲であり、最初で最後の4期生の曲でもある。曲制作の経緯、歌詞のストーリー、歌詞割、曲名、卒業ライブetc…を思うと、歌詞中に名前を出すことの意味はひとしお。
かなた→トワ→わため→ルーナと、リリックの分量がどんどん短くなっていき、「ここで歌う」とギュッ!とサビに入っていくのも芸術的だ…。
更に言うと、わため、ルーナといった普通に考えて入れ込みづらいものを含め、下の名前で統一してしっかり歌詞のストーリーにも展開されていて涙が止まらねぇよ
本人による制作秘話
めちゃくちゃ説明してくれてる
Plasmagic Seasons! / ホロライブ1期生
こちらはホロライブ1期生によるオリジナル曲。ホロライブ1期生は夜空メル、アキ・ローゼンタール、赤井はあと、白上フブキ、夏色まつりの五人で、次のように歌詞上で対応している。
輝く夜空(夜空メル) 四季巡って
春風 君を乗せて 夏色(夏色まつり)が迎えるよ
色めく秋(アキ・ローゼンタール)が 背中を押したら
もふもふ 吹雪(白上フブキ)キラメキ
めぐりめく ハート(赤井はあと)
ホロライブ1期生のオンライン有料ライブ「from 1st」に際して発表されたkこの楽曲。五人の名前を四季という1つのテーマに落とし込んで描いている。3周年を記念するライブにピッタリだ・・・。
Plasmagicってなんだろうと思ったけど検索しても特に出てこないので「プラズマ」と「マジック」のかばん語なのかなと思っている。とすると、「Plasmagic Seasons!」とは、一期生やその日々が魔法のように輝いていると歌っているのかな・・・と考えたり。
スターライト / 大空スバル
こちらはホロライブ2期生の大空スバルのオリジナル曲。
曲の歌唱は大空スバル一人だが、歌詞中にはホロライブ2期生を思わせる歌詞がある。
ホロライブ2期生は癒月ちょこ、紫咲シオン、百鬼あやめ、湊あくあ、大空スバルの五人で、次のように歌詞上で対応している。
癒月ちょこ:ちょこっと不安な日も
紫咲シオン:魔法をかけてハッピー
百鬼あやめ:百人力で乗り越えていこう
湊あくあ:アクアブルーに染まる
大空スバル:大空にめがけた
振付にも意味がある
4周年記念ライブを経ての大空スバル本人による解説。
力尽きたので今日はこの辺にしておく…。
補足
いんたらくとふぁんたじあ
こんな感じでメンバーの名前をハッキリと言う、呼びかけるのは、「点呼曲」の定義からは外れることを補足しておく。
本来的にはこっちのほうが「点呼」では?と思うが…呼びかける感じで名前を言うこととは全く別の視点で、名前を名前でない形でうまく混ぜ込む感じがいいと思ってるので…。
うーんそう考えると「点呼曲」という命名はよくないかもしれない。
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