ローカル環境での背景除去ツールのセットアップとカスタマイズ
この記事では、birefnet for background removalという背景除去ツールをローカル環境にセットアップし、カスタマイズする手順を説明します。
1. 環境の準備
まず、Python 3.xがインストールされていることを確認します。次に、作業用のフォルダを作成します。ここでは例として、Dドライブにbackground-removalというフォルダを作成します。
フォルダの作成
Dドライブを開き、右クリックして「新規作成」→「フォルダー」を選択し、フォルダ名を「background-removal」に設定します。
仮想環境の作成と有効化
コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。
cd D:\background-removal
python -m venv myenv
.\myenv\Scripts\activate
2. リポジトリのクローン
次に、ツールのソースコードをHugging Faceのリポジトリからクローンします。
git clone https://huggingface.co/spaces/not-lain/background-removal
cd background-removal
3. 依存関係のインストール
クローンしたリポジトリ内に移動し、必要なライブラリをインストールします。
pip install -r requirements.txt
4. アプリケーションの実行
app.pyがあるディレクトリで以下を実行します。
python app.py
二回目からの起動は私の場合は以下のコードで正常に起動しました。
.\myenv\Scripts\activate
$env:HOME=$env:USERPROFILE
python app.py
5. Webブラウザでアクセス
ローカルホストでアプリケーションが起動されるので、Webブラウザで以下のURLにアクセスして動作を確認します。
URL: http://127.0.0.1:7860
6. 透過pngでダウンロードできるようにする
このままだと透過pngでのダウンロードができなかったので修正したapp.pyファイルと置き換えてください。
以下のUIが追加されて透過pngがダウンロードできるようになります。
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