【スタッフ紹介】いつまでも未完成な宿を作りたい
はじめまして、まち宿AETEスタッフの黒川慎一朗です。
日本の渚100選にも選ばれた海と瀬戸内海国立公園に指定されている津田の松原のある香川県さぬき市の津田町という場所で育ちました。
大学に進学するまでは当たり前の風景だったので気がつかなかったのですが、大阪で住むようになってから「自分が育った町は案外良いところだったんだな」と思うようになりました。
海外に旅行や留学で行った人が帰ってくると口を揃えて日本って良いところだと言い始めるのと似た現象で田舎の方から都会に出た経験がある人には共感していただけるのではないかなと思っています。
比較対象ができて初めて気づけることって意外と多いと思うんです。
いろんな場所を知るからそれぞれの良いところや苦手なところが見えてくると思っているので田舎出身じゃない人に「田舎暮らしは実際こんな感じよ。不便なことも多いけど案外良いとこもあるでしょ。」というのを体感してもらえる場所としてAETEをはじめました。
「こういう時代なのでその場所に行かなくても多くのことを知れる」というのはわかるんですが五感で感じるみたいなこぼれ落ちている何かがあると思うんですよね。
風を感じながら自転車で海に向かう時にだんだん潮の香りがしてくる感じだったり、お店の店長さんとのたわいもない話をしてみたり、砂浜で寝転びながら波の音をBGMにオリオン座を探してみたり。
そんな何かを感じれる場所が少しあっても良いと思うんですよね。
いつの間にか自己紹介と離れはじめてしまったので軌道修正します笑
こういう話はまたnoteに書きたいと思います。
自己紹介に戻ると自分は性格的に昔から完成したものに魅力を感じないことが多くて完成したら興味が薄れて「次何しようかなあ」と考えてしまうことが多いです。
逆にいうとDASH村とかマインクラフトみたいな何かゴールがあるわけではなくてどんどん新しいことを形にしていくみたいなことがすごく好きみたいです。
なので宿をやろうと決めた時も「完成しない宿」じゃないと楽しめないんだろうなと思いちょっとずつ作り続けていくという方針を取ることにしました。
完成していないから余白ができて、余白があるから誰かと何かを作れるんじゃないかなと思っていて実際に宿のお客さん(たまたまおじいさんが材木屋でDIYがうまい)に看板を作ってもらったりしました。
もし自分たちで看板を作っていたらこういうことはなかったと思うんですよね。
未完成だから一緒に作れるとポジティブに捉えていつまでも未完成な宿を目指していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!