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全日本プロレス 1989/2/23

エキサイトシリーズ開幕戦 後楽園ホール
公式観客動員数 2250人。1989/2/26 放送。
実況 倉持 隆夫、若林 健治。 解説 ジャイアント 馬場、竹内 宏介。

世界ジュニアヘビー級選手権のマイティ 井上 vs 仲野 信市の一戦は冒頭のスチールのみ。妙技ヘッドシザース固めでマイティが防衛。オンエアしてほしかった・・・ 

NWA世界6人タッグ選手権試合
天龍 & ロード・ウォリアーズ vs バーシティ・クラブ(スティーブ・ウイリアムス & マイク・ロトンド & ケビン・サリバン)
 世界ジュニアヘビー級選手権をカットし、放送したのは天龍のアメリカ遠征(初期WCWのTVマッチ)。天龍とロード・ウォリアーズが保持していたNWA世界6人タッグ王座の防衛戦が、倉持アナの実況でオンエア。当初、スティング、マイケル・ヘイズ、ジャンクヤード・ドッグ組との対戦が予定されていたが、挑戦者チームが檻に閉じ込められている衝撃の展開。倉持アナも状況が掴めぬまま、唐突にバーシティ・クラブとの試合が始まる。後に外国人エースとして君臨するウイリアムス、マイク・ロトンドやケビン・サリバンの渋めのファイトに期待したかったが、すぐに檻から解放されたスティングらが乱入し、ズンドコの展開に・・・今思えばメンバーは豪華だが、日本のファンに伝わるはずもなく、マイティvs仲野の一戦をオンエアして欲しかった。

ブッチャー & キマラ vs ジョニー・エース & ザ・ターミネーター
 キマラは初代(カマラ)。2代目より身長が高く、迫力がある。ブッチャーもまだまだ健在で動きがいい。エース & ターミネーターの兄弟コンビはいいところなく、ブッチャーの毒針エルボーにターミネーターが撃沈。

世界タッグ選手権試合 五輪コンビ vs 天龍 & 川田
 海外遠征で世界タッグ王座を奪還した五輪コンビが天龍同盟を迎え撃つ。先シリーズの再戦となった一戦はお互いの闘志剥き出しの好試合となった。昨年の世界最強タッグに抜擢されて以来、成長著しい川田は鶴田、谷津を前にしても一歩も引かない好ファイトを見せる。鶴田もシリーズ初戦にしてはコンディションが良く、フルスロットルで川田を叩き潰す。最後は伝家の宝刀バックドロップで鶴田が川田から圧巻のフォール勝ち。王座防衛。
 やはり鶴田と天龍の激突は現時点で日本一と思わせられる。加えて川田の成長が光った一戦。平成全日本の前途は明るい!!

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