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全日本プロレス 1989/1/2
新春ジャイアントシリーズ 後楽園ホール 公式観客動員数 2350人
1989/1/5 1時間20分のスペシャル枠で夕方に放送された。
厳密には昭和64年だが、平成プロレスとして紹介。
冒頭は実況解説陣の日本テレビ 倉持アナ、若林アナ、東京スポーツ 山田 隆氏、週刊ゴング 竹内 宏介氏、ジャイアント馬場による挨拶から始まる。
輪島 大士、石川 敬士両選手の引退が伝えられる(石川選手は後にSWSで復帰)。
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ザ・グレート・カブキ & 渕 正信 vs マレンコ・ブラザーズ
プロレス職人4人による至高のタッグマッチ。随所に各人の技術が垣間見える。最後はジョー・マレンコが変型ノーザンライトスープレックスホールドで当時世界ジュニアヘビー級王者の渕からピンフォール。
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天龍 源一郎 & 川田 利明 vs ジョン・テンタ & 高野 俊二
昨年、阿修羅・原が解雇され、天龍は川田を従える。当時正規軍所属のテンタと決起軍の高野がコンビを組み、対戦。テンタ・高野は当たりの強い打撃が光るが、天龍をヒートアップさせるには至らず。川田は昨年の世界最強タッグリーグ戦に続き、心地よいファイトで観客の人気をつかむ。最後はテンタの雪崩式アバランシュホールドを首固めに切り返した天龍がピンフォール勝ち。
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ブリティッシュ・ブルドッグス vs タイガーマスク & 仲野 信市
WWFを離脱したブリティッシュ・ブルドッグスが決起軍のタイガー&仲野と対戦。キッドのコンディションが懸念されたが、デイビーボーイ・スミスは全盛期といえる迫力。キッドも要所要所ではさずがのムーブを見せる。決起軍は格の違いを見せつけられ、最後はキッドが雪崩式ブレーンバスターで仲野をピンフォール。決起してくれ!決起軍。。。
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五輪コンビ vs ブライアン・アダムス & マイク・ミラー
バトルロイヤルがあるが、新春一発目のメインは五輪コンビが締める。新日本練習生上がりのブライアン・アダムスがオレゴンPNWでの盟友マイク・ミラーを従え全日本初登場。外人コンビはなかなかの迫力だが、昭和全日本伝統の大型外人対日本人によるややもっさりとした展開となる。最後は鶴田がミラーをバックドロップで沈め完勝。アダムスは以後WWFでデモリッション・クラッシュ、WCWでタッグチーム・クロニックとして活躍。2002年にクロニックで再来日している。
また余談だが鶴田の入場曲がなぜか若手時代の『チャイニーズ・カンフー』であった。理由は不明。
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全日本プロレス新春名物のバトルロイヤル。馬場、鶴田、谷津、木村、テンタ、渕、大熊、キッド、スミス、ドン・ムラコ、レオ・バーク、アダムス、ミラー、天龍、冬木、川田、タイガー、仲野、高野、鶴見が出場。
一瞬だがドン・ムラコ、レオ・バークが貴重なTV出場を果たした。
馬場さんが奮戦するが、最後はブリティッシュ・ブルドッグス、フットルースが残り、スミスがバックドロップで冬木を降して勝利。
1月7日に昭和天皇が崩御され、1月8日に平成に改元。
筆者は当時11歳。小学5年の冬休みであったが、平成の台紙を掲げる小渕首相(当時官房長官)の姿は印象に残っている。