全日本プロレス 1989/1/20 ①
新春ジャイアントシリーズ 福岡国際センター
公式観客動員数 3200人。1989/1/22 放送。
実況 倉持 隆夫。 解説 ジャイアント 馬場。
義兄弟コンビ vs マイク・ミラー & レオ・バーク
ジャイアント馬場・ラッシャー木村の義兄弟コンビが登場。マイク・ミラー、レオ・バークという渋めのベテラン外国人組と対戦。ベテラン外国人組の味わい深いバンプが光り、義兄弟コンビが躍動した優しい世界。峠を越えたベテランレスラーの活かし方を御大が自ら指し示す。16文ラリアットという物理的に可能なのかを疑わずにはいられないツープラトン攻撃で馬場がバークをピンフォール。ラッシャー木村は試合後マイクで馬場に博多人形をおねだりするのであった。
五輪コンビ vs 天龍 源一郎 & 川田 利明
キャプションが冬木になってしまっているが、天龍・川田組が五輪コンビと昨年末の世界最強タッグリーグ戦の再戦を行った。前戦では天龍・川田組がリングアウト勝ちを収めている。シリーズ中盤に入りエンジンがかかってきたのか鶴田・谷津が凄まじい猛攻を川田に浴びせる。この時代には珍しい30分を越える熱闘の末、鶴田が伝家の宝刀バックドロップで川田をピン。五輪コンビの強さを存分に見せつけた。天龍を前にして舐めた試合はできるはずもなく、鶴田、谷津、ハンセン、ゴディなどの強豪たちと連日熱戦を繰り広げたことが後の川田利明というレスラーを形成したのであろうと再認識させられた一戦。
九州におけるビッグマッチを2週に分けて放送。毎週1時間枠はいいですね。