![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142403528/rectangle_large_type_2_9e301c19ef22d04527f38769a05b2f1e.jpeg?width=1200)
全日本女子プロレス 1989/1/4, 1/5
リングスター・スーパースラム 後楽園ホール 2連戦
実況・解説なし。
両日メインイベントは長与 千種 vs メデューサ・ミセリー(アランドラ・ブレイズ)のIWA世界選手権(通称紫のベルト)試合2連戦が平成全女の幕開けとなった(正確には昭和)。
この2試合のみ『千種 怒りの私闘』としてビデオが販売されている。
2試合が30分に編集され実況・解説なしで5000円とやや強気な料金設定。。。
![](https://assets.st-note.com/img/1717084904371-Lk13XVC9H1.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1717084944807-LKiWqcXyRh.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1717085000204-nTV6yMVgd7.jpg?width=1200)
1戦目。王者長与 千種はグレート・カブキを連想させる頭巾姿で登場。当時の長与への女性ファンの熱狂は異常な盛り上がりを見せている。一方1984年デビューのメデューサはまだまだ粗削りだが、セクシーなコスチュームでインパクトを残す。昭和末期にダンプ松本、ブル中野の極悪同盟との抗争やライオネス飛鳥とのクラッシュ対決で近代女子プロレスの礎を築いた長与だが、この時点ではメデューサとはスイングせず、昭和臭あふれる試合となってしまう。
![](https://assets.st-note.com/img/1717085470813-rWmarFq7gE.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1717085491442-YfRwaEkRCY.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1717085512358-rPf3mtBVDd.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1717085523192-Vcxj3Z4lve.jpg?width=1200)
最後はセコンドのデルタ・ダーンが2m50cmの愛蛇『デストニー』を長与に巻き付け、長与は頸動脈を圧迫され失神。リングアウト負けを喫し、王座移動。なんとも平成の出来事とは思えない、コンプライアンス無視の展開であった(正確には昭和だが)。。。
![](https://assets.st-note.com/img/1717085961219-y9a4ElCcjX.jpg?width=1200)
2日目には盟友ライオネス飛鳥が『デストニー』に足を噛まれドクターストップ負けを喫する。
![](https://assets.st-note.com/img/1717086023028-ZIIytukin2.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1717086030470-JQrFvJYHyL.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1717086036559-1nTTrQdd44.jpg?width=1200)
怒りの長与はTシャツ・ジーンズ姿でストリートファイトマッチを挑む。
メデューサはお色直ししたピンクのコスチュームが今日もセクシー。試合は相変わらずスイングしないが、長与気迫のラフファイトに観客は大熱狂。最後は『デストニー』に攻撃されながらも胴絞めスリーパーを離さなかった長与がレフェリーストップ勝ちを収め、王座を奪回した。
![](https://assets.st-note.com/img/1717086348353-Zoezd2gTay.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1717086359518-FZbvg1ub0J.jpg?width=1200)
長与千種のカリスマ性は流石。メデューサも後にWWFでトップを取る。
なにより衝撃的であったのはこのツアー中に『デストニー』君が亡くなってしまったという事実。合掌。。。