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10 years ago
メンバーが3人脱退した時はシンプルにショックだった。その1ヶ月前に行われた日比谷野音でのライブが最高だったからだ。そしてオリジナルドレスコーズの活動が毛皮のマリーズが解散して2年半という短期間であった事もあって毛皮のマリーズが復活するのかどうか自分の中で淡い期待がある反面、なかなか事実を受け止められず暫く志磨遼平の音楽を楽しむことが難しかった。志磨遼平がスタッフアカウントを自然と乗っ取るような形でTwitterを始め、アルバム「1」の制作過程が毎日のようにアップされるようになり、割とご本人は制作に前向きなのだなと感じた。アルバム「1」は当時の現状とは裏腹に全体的に曲調が明るい内容で、少し安心した。新木場でのライブのMCで「はじめまして、志磨遼平です」と挨拶をした。1曲目で毛皮のマリーズのジャーニーをやった事もあり、今後は志磨遼平名義てライブをするのかもしれない。まあそれもありかもなと思ったが、誰でも出入りができる流動的なバンドになった。これはやはり志磨遼平がバンドというものにこだわっているからだと思う。ドレスコーズは我々の想像が追いつかないバンドだ。