ね・ん・り・き~👋《実践編》
このお話はこちらの続きになります ↓ ↓ ↓
小学校になり、友だちが出来るようになると、わたしは無邪気に声を掛けました。でも他のクラスの子にはなかなかそうはいきません
小学校に入りたての頃は、右も左も解らずに先生に言われるままでした。苦手な男の子と席を隣にしなければならないこともあり、これからは思う通りにはならないのだと思ったのもこのころです
学校全体の音楽祭は、クラスがごちゃ混ぜになって背の順に並びます。わたしは小さかったので一番前のセンターでした笑
隣に並んだ子は、校舎の違うクラスの子で見たことがない子でしたが、ペコちゃんみたいなくりッとしたお目目のかわいい子でした。しかも彼女は見た目も上品でとても大人びていた。歌も上手く、なんでもすらすらとこなすスペシャルな感性の持ち主で、すべてにおいてほかの子たちとは様子が違っていたのでとても印象に残ったのでした
世の中にはそんな子がいるのか…と思いながら音楽祭が終わり、刺激を受けた一ヶ月をわたしは忘れられなかった
ずいぶんとあとから知ったのですが、彼女の両親は先生で、おかあさんは音楽教師、おとうさんは美術教師ということでした。どおりで、わたしたちの交換日記は『交換絵日記』で、毎回NHKで放送されるようなクイズが盛り込まれた知的な内容だったのでした
またある時、わたしは小学校3年生から始めたそろばんの試験会場でかわいい子を見つけました。こんなことを言っているとわたしはまるで変質者のような気がしてきますが、小学生の頃はとにかくかわいい女の子と友だちになることがわたしの生きがいだったのです
わたしの小学校当時はそろばんを習っている子がたくさんいて、少し離れた高校の教室を借りて試験をすることが当たり前でした
そのかわいい子はどこに住んでいるかもわかりませんでした。ただ数ヶ月に一度行われるそろばんの試験会場でだけ見掛けるので、もしかしたら隣町とか遠い所に住んでいる子かもしれませんでしたが、わたしはその子に会えることを楽しみにそろばんを頑張りました
転校生というのはいつも人気者です。高学年になると、転校生と友だちになりたくても、学級委員長やら、積極的な子にはかなわないものです。おまけに女子の間には、そんなころから派閥やらグループ行動が目立つので、おいそれと割って入ることはできなくなります
大人になり、好きな異性ができたりしますと、わたしはよく後頭部に念力を放ちました。「ふりむけ~」「こっちこい」「わたしに微笑んで!」など、さまざまでしたが、この眼力もまた結構役に立ちました
いつまでも子どもじみたことをしていたなぁと今では良い思い出ですが、消しゴムに好きな人の名前を書いて、だれにも触られずに使い切ると「うまくいく」とか、たとえばカラオケでこの歌を歌うと「彼と付き合える」とか、そんな迷信がいくつもあったじゃないですか。信じる者は救われるのかもしれません
大人になればなるほど、手に入れたいものは大きくなり、そう易々とは手に入らなくなるものですが、今でもわたしは貪欲で、欲しいと思ったものは手に入れたい
大人になるとお金があればなんとかなるものもありますね。お金を稼いで手に入れられるものもあれば、そうでないものもある・・・・それは自分次第
いつの間に忘れてしまったのか、最近「念力」を使っていないように思いました。いや、気づかないだけでどこかで使っているのかもしれないけれど、それをそうと思って使うことはなくなったように思います
もしかしたら、ずっと願っていたものが忘れた頃に手に入るかもしれない。なんとなくそんなことを考えるようになりました
どうです? みなさんもそんな「念力」使ったことありませんか?
お付き合いいただきありがとうございました