予防注射
テレビを観ているとたまに流れてくる、生まれ年を指定した「集団接種」という言葉。これって、学校とかで定期的に行われていた予防接種のことかな?
BCGとかインフルエンザ? 毎年だったかは忘れたけれど、学校に問診票を持って行って、会議室とか広い場所で腕を出して、出席番号順に並んで受けた記憶がある。一時期モデルガンのような形の注射器があって、わたしたちは「鉄砲注射」なんて呼んで喜んでいたけれど、あれが「集団接種」というものなら、わたし該当してるよね?
特に問題はないようだからなにもしていないけれど
幼少の頃から注射には強かった。ちょっと変な言い方…え〜注射は好きなわけでは無いけど、怖いほどでは無い、かな?
そもそもが病院が好きだったのよね。なぜって無邪気な頃は看護婦さんとか、よそのお客さん…患者さんとお話するのが好きだったから。今だったら待合室でべらべらするなんて考えられないことだけど、友だちとまではいわないまでも、知り合いのお宅にお邪魔する感覚で「病院? いくいく~」って、どこでも楽しいお出かけになった
まぁ一応確認はするよね「注射?」って。特に体が弱かったこともないので、たまに行く病院はおそらく「予防注射」の為だったのだと思う
子どもの頃はいろいろ罹患しないといけないものがあるじゃない? 麻疹やら水疱瘡やら、なんだか今では懐かしい言葉だけれど、その時々で出てくるピンクやオレンジの甘い薬が大好きで、それが目的で喜んで病院に行っていた…とも言える
ひとメモリずつしか飲めないのが口惜しかったが、あれって薬に砂糖を混ぜたものなんだってね。確かにザリザリしてたわ。よくも好んで飲んでいたものだと、今ではぞっとする
大人になり母になるとまた勝手が違うね。わが子の予防接種は町の行事カレンダー的なものとにらめっこで、指折り数えて参戦だよね。期間が決まってたり無料とかも、自分のころとはだいぶ変わってきている
うちは年子だったからそんなに変りなく済ませていたけれど、歳の差が空くと上の子で受けていた予防接種が下の子の時は廃止されていたり任意だったり、自分で薬品を選ぶモノが出てきたりと、なんだかめんどくさいことになってる家庭もあった。それと同時に知らない病名もたくさん出て来た
溶連菌とか、マイコプラズマとか、わたしたちが子どもの頃もあったのかしら? いちばん衝撃を受けたのは手足口病かな。そのまんまやんって思った
病気をしないと、病気を知れない
皮肉な話だけれど病に関しては、罹ってみて初めて知識を得るものもあり、昨今のインフルエンザやその他感染症のように大々的にに知らされるものばかりじゃないから、我が子の時にだいぶ戸惑った記憶がある
10年くらい前、16歳以上(だったか?)の女の子を対象に子宮頸がんの予防接種がありました。筋肉注射を3回、あの時もお薬は2種類くらいあり自分で選ぶ感じでした。期間無料の予防注射に、タダだからといって闇雲に「期間内に…」と勇んでいるお母さん方を見て、どうして無条件に信用できるのか危機感の無さに「怖いなぁ」と思ったものでした。結局「それが予防になるのなら」と受けさせましたが、あれだってなにも問題がなかったわけじゃない
あれからしばらく耳にしなかったから、その予防接種ってどうなってるのか「なくなったのかな?」って思っていたら、いつだったか姪っ子のところにも「通知が来た」らしく、妹に「どうした?」って聞かれたのですが、10年経ってもまだわたしの中に安心感は生まれてはいない。 なんだか自分の娘は試されたようで未だに不安で仕方がないのです
とりあえず任意だから…と答えました。親は子どもの安全と将来を守りたい。医学知識は知らないことの方が多い。自己責任と言えばそうだけれど、判断基準って難しいですよね
時間が経たないとわからないこともある。理屈はわかっているけれど、だれでも最悪は避けたい