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娘の味噌汁
無性に食べたくなるシリーズにて、いくつか好きな味噌汁の具について記事を書いているが、今回は中身ではなく、わたしのために作ってくれた味噌汁について語ろうと思う
TOP画の味噌汁は珍しく娘が台所に立ったときのもので、具材はなめこ、豆腐、油揚げにネギである
最近はいつも、お弁当用にスープを作っているから「たまにはわたしが…」と作ってくれたのだ
「ちゃんと手の上で豆腐切れるよ」「油揚げ大きかったかな」そんなことを言いながら作る姿を見て、彼女たちの子どもの頃を思い出した
子どもたちがまた幼い頃、我が家は7年ほど母子家庭の期間があったので、ある程度のことは自分たちでできるようにさせていた。おもに身の回りのことではあったが、食事もしかりで「ご飯の炊き方」「玉子焼き」「味噌汁の作り方」なんかもひと通りできるよう、夕飯を作ったあと、お風呂で何度もおさらいしたっけね (^∪^/🍚){懐かしい
子ども自分はなんでも「やりたがり」「手伝いたがり」ますね。わたし自身もそうでした。でも「やらせて」っていうと、わたしの母は、もう少し大きくなったら「いやッてほど手伝わせてやる」と答えた
でもね、実際にその「もう少し」の時期がやってくると、本当に手伝うのがいやで、自分から「やらせて」ということはなかった。むしろ嫌いだったかもしれない。やりたい時にやれないと、どうでもよくなるんだということをそこで知ったよね
その都度やらせてたら英才教育にもなるのでしょうが、如何せんこちらの気持ちに「余裕」や「時間」がないとつきあえない。これは大人になってから実感したこと。あぁ「あの時の母もそうだったのか」と思う
そして、無理に教えても相手にやる気がないとまったく覚えないことは実証済みだし、中途半端な知識ではかえって危険。だから我が子には、小学校の家庭科の授業を機に「やってみようか」と声を掛けた
味噌汁は自分の好きな具でもよかったけれど、王道の「わかめと豆腐」から始めた
もう忘れちゃったかもしれないけれど、わたしのやっていることを見よう見まねで、手の上で豆腐を切ろうとして落としてしまったり、お湯の中にぼちゃっと入れて熱い思いをしたり、なかなか苦戦してましたっけ
意外と、娘よりも息子の方が料理に興味があって「これはなにで味付け?」なんて聞いてきたりして、いろいろとやりたがった
リンゴの皮を必死で剥いていたのは、ふたりとも小学6年生のときだけだった。授業でテストがあったから…笑
娘と料理をするのは、やっぱりお菓子が多かったかな。バレンタインの時期は本当に苦痛で仕方がなかった
息子は魚をさばきたがった。でもわたし自身、頭落として内臓とる基本的なことしかできなかったから、役に立ったのかどうか…でもひとり暮らしをしてから送られてくる写真には「あんこう鍋」や「刺身」もあって、ひょっとしたら娘よりできるかもしれないなと思っている
わたしは娘に、料理を教えたことがない。女はいやでも台所に立たなければいけない…と思っていたからなのだが、今の世の中そんなこともない。このままいろいろ覚えなくても、料理のできるひとと結婚すればいいんじゃないかとも思う。実際、息子がそういう感じだから
だれにでも得手不得手はある。出来ないことを無理にやらなくてもいい時代にもなった。娘は料理ができないわけではないが、わたしほど料理を自分の役割にしなくてもいいのではないかということだ
でも、味噌汁美味しかった (#^^#)
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