サボテン育ちました
この、右下の、一番ノーマルなやつ・・・・
それは何年前だったのか忘れてしまったのですが、多分まだ引っ越し仕立てで、子どもたちが小学生の頃だったのではないかと記憶しております
わたしの旦那さまの仕事は完全週休二日制で、土日は休みなのですが、赤い休日はお休みではありません。そんななか義父母は初めから、とても優しく親切で、急に10歳と9歳の孫ができても「これから20年はキツイけど、あと10年は頑張れる」と言って受け入れてくれたのでした
子どもの時間が過ぎるのは目まぐるしく早いので、今のうちしか「一緒に出掛けられない」からと、当時土地に慣れないわたしたちを休日のたびに連れ出してくれたものです
田舎から出てきたわたしは、そんなに都会じゃないここでも、車の運転がなかなか困難で、スーパーに行くにもひと苦労だったんです。田んぼのあぜ道が舗装されたようなところを走っていたわたしが、急に2車線とか、3車線の国道とか、鋭角に乗るバイパスとか、まぁなにが言いたいのか想像がつくでしょう
義母はどこに行っても「記念品」を求めるひとで、一緒に出掛けた時は必ず一緒に買い物をした。たとえそれが近隣の公園であろうとも「お土産を買いなさい」と言ってわたしたちに小遣いをくれたのです。新しい「冷蔵庫が来る」と言えば、冷蔵庫の「隙間を埋めなさい」とスーパーに出かけていくようなひとでしたから、その「お土産」というのも、家で待っている主人や子どもたちの友人にではなく、その日の「記念に」と自分のためのお土産を買いなさいと言いました
最初の頃は恐縮して、安いキーホルダーなんかを選んでいた子どもたちでしたが、わたしの態度に態勢を変えたようです。わたしはいつも義母の気がいつ変わるか解らないと思い、最初から大物狙いで(笑)いつも子どもたちに「いいの!?」と驚かれていました
大人になると図々しくなれるというか(あれ?ホントは逆?)、遠慮をしなくなるものです。気持ちは「NOと言わないアメリカ人」です
上記の鉢は、もとはもっと小さいサボテンが5つ、所狭しと寄せ植えされていたものでした。これは義父母と一緒にシャボテン公園に行ったときの記念に「お土産」と言ってひと鉢ずつ子どもたちと買ってもらったもの。その時も子どもたちは3つずつ選んで作っていたけれど、わたしは気に入ったものを5つ選んで細長いデザインの鉢に詰めてもらった
残念ながら子どもたちのものは時間が経つにつれ育たなくなったり、根腐れしてしまったりでなくなってしまいましたが、辛うじてわたしのサボテンだけがたったひとつ・・・・残ったのです
現在子どもたちは成人して、わたしの周りもいろいろと様変わりしました。キッチンに置かれていたこのサボテンも、大きな鉢に移り、こんなに成長を遂げました ↓ ↓ ↓
現在の姿…縦じゃなく、横に育って欲しかった!
黒い部分が一番最初の写真の高さで、そこからブルーのあたりまで細々と育ち、ほったらかしにしていたら先細り、生命が危うくなってしまったこともありました。そこで鉢を替え、まめに面倒を見てたら、少しずつ上に伸びていくようになったのです
よーく見ると解ると思いますが、右手のみずいろの絵のついた箸が子ども用の16cmで、土をやわらかくするために使っていました。いつでも土をほぐせるよう刺してあるのですが、まるで背比べしているかのようにあっという間にサボテンが追い越していったのです
去年あたりから覇気がなくなるとくにゃん…と「こんにちわ」状態に落ち込んでしまうので、30cmの菜箸を刺し、針金でやんわりと押さえて支えようとしたのです。でも、御覧の通り菜箸では足りなくて、台所にある伸びる素材を考えて探した末「曲がらないストロー」を発見! そこに菜箸を装着してこの有様でございます
声を大にして言いたいのだが、縦ではなく、横に育ってくれと懇願している
サボテンは「話し掛けるとよく育つ」とか「励ますと活き活きする」などと言われますが、どうなんでしょうか…わたしの声、全然届いていないようですが、これ今も伸びているのです。去年、箸を刺したときは、同じ背丈ではなかった。なんだか「負けないぞ!」って頑張っているかのように、どんどんどんどん上に伸びていく。横に育てばいいのに…サボテンのご飯てなんだろう?
これ、途中でカットして、挿し木みたいなことはできないんでしょうかね? 菜箸で足りなくなったら、今度はなにを使おうか・・・・あさがおの鉢についてる棒でも探して買ってこようか
うちのダイニング、オープンキッチンだけど、だいぶ散らかっ…いや、混雑している。それでもどうやら、気のめぐりがいいらしく、テーブルヤㇱも太くなっているのです。そのお話はまた今度するけれど、このサボテン、どうしてやるのが一番いいのかな~っていう相談です
いつもお読みいただきありがとうございます とにかく今は、やり遂げることを目標にしています ご意見、ご感想などいただけましたら幸いです