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牛乳パズルとか、

正しいネーミングかは知らないが、牛乳パックが印刷されているわけではない。ジグソーパズルなのだが、ただただ真白な、な~んの画もない難解パズルである

いつだったか忘れてしまったが、若かりし頃に観たドラマの中で、わたしの敬愛する桃井かおりさんが、孤独を癒すためか時間潰しのためか、ジグソーパズルをやっていて、そのパズルのひとつが真っ白い牛乳パズルだった
牛乳パズルという名前が、そのドラマの中で紹介されていたのかは覚えていないし、少し後からその名称を知ったような気もするが、果たして今も存在するのだろうか

ジグソーパズルが流行ったのは中学くらいの頃だろうか。でも当時のわたしは、細かい作業を面倒くさいと感じる質で、好んでやることはなかった。それにジグソーパズルって、風水的にあまりよろしくなかったのじゃないかしら?

ただひとつだけ、完成させたパズルは3000pくらいの『THE EARTH』と書かれた、ジャングル大帝に出てくるような動物たちが、夕焼けを背負って砂漠をこちらに向かって歩いている画だったように思う。横長のサイズで木枠の額に入れて自分の部屋に飾っていてた。それは結婚した時も、引っ越しの時も、気に入って持ち歩いていたはずだから、多分この家のどこかに保管してある

中学から高校…それ以降も、トラやライオンといった百獣の王と呼ばれる類の猛獣が好きで、好んでそういう絵面を選んでいた。それは大判タオルだったり、毛布、ひざ掛けなど、ヒョウ柄ではなくトラやライオンそのものの画を選んだ
世間ではクリスチャン・ラッセンのイルカが流行っていた頃だったと思う。わたしは海よりもジャングルに焦がれた

いつからかトラやライオンをカッコいいと思うようになった。理由は解らない。でもあの目がたまらなく好きだ。そういう絵の描かれているTシャツその他を身にまとうことはなかった。それは違うと思った
大判タオルに描かれたトラを押し入れの襖に画鋲で止め、今思うと、まるで魔よけのそれのようにして愛でていたようにも思う。名前は付けなかった
なんにでも名前をつけたがるわたしではあったが、トラは虎と呼んでいただけだった

今現在、わたしの周りにはそういう類の物はない。他にお守りができたのかな?

あれま、話が大きくそれちゃったよ

ときどき、牛乳パズルをやりたくなることがある。そんな時は多分、気持ちが落ち込んでいるとか、悩んでいたりするのかな? だってそんな途方もない作業に没頭したいと思うなんて、絶対に気が病んでいるとしか思えない。それに、完成するとも思えない。絶対に途中で投げ出しそうだし・・・・
でも投げ出す頃には気持ちもスッキリしてるのかしら? 悩みも解決しているのかしら? な~んて、考えて諦める。そもそもそんなパズルを探す気もないんだけれど、なんとなく、牛乳パズルを思い出すときは、自分の中の危険信号なのかな…と思うだけ

そんな肩の凝りそうなことをするより、お風呂に浸かってのんびりした方がいいのにね (;^ω^)


いつもお読みいただきありがとうございます とにかく今は、やり遂げることを目標にしています ご意見、ご感想などいただけましたら幸いです