Hiromiさんのミモザ
この度ご縁をいただき、児童養護施設で活動するHiromiさんと、オーダーメイドのお花屋さんNoel Flowerさんが手がけるミモザのラッピングに、ゲヌのハギレ布を使っていただきました。販売されるミモザは2鉢。
どのようにしてこの2鉢のミモザが生まれたのか、そこに込められた温かい想いを知っていただきたくブログにさせていただきます。
(左から2番目、黄色のワンピースがHiromiさん)
活動のきっかけは東日本大震災
Hiromiさんは、2011年の東日本大震災当時、千葉県船橋市に住んでいました。その時、お嬢さんはまだ1歳半。震災後も余震が続く中、放射線量が基準値を上回ったり、乳児には水道水を使わないよう指示が出たり、親子ともども不安な日々が続いたといいます。千葉でさえこんな状況なのだから、被災地の人たちはどんなに不安な時間を過ごしているだろう──そう考えたHiromiさんは、幼少時に住んでいた石巻市役所に連絡して必要なものを訊き、送ることにしました。そのときにリクエストがあったのは、抱き枕。まだ親が見つかっていない子どもたちには、ぎゅっと「抱きしめる」ものが必要だったのです。(無印良品様の取材より)
それから10年、活動は『チクチク会』という名前で全国に広がり、各地から手作りのおおもちゃや飾りがHiromi さんのもとに届くようになりました。針が付いたままになっていないか丁寧に検品をしてから、全国の小児科病棟や児童養護施設にプレゼントが贈られます。クリスマスの時期には、全国の作り手さんがサンタさんになり、プレゼントを手作り。手術の終わった子どもが部屋に戻ると折り紙で大好きなアンパンマンが飾り付けされていたら...子どもたちも親御さんも嬉しいですよね。Hiromiさんによると、プレゼントは作る側も元気になるのだと言います。
そんなHiromiさんが子どもたちと無農薬野菜を育てようと、児童養護施設でチクチク畑を始めて1年と少し。園内の木や野菜を四季を通じて観察し、あるとき発見したミモザの種からミモザを育ててみることになりました。
ミモザの苗ができるまで
チクチク畑で教わった土作りの知識を使って、育てたミモザ。1000粒ほどの種から、200粒ほど発芽し、30苗ほどあったものの、冬を越せて生き残り、ここまで育ったのは2苗でした。
冬は毎日昼間は外に、夜は部屋の中に。心を込めて丁寧に育てられました。この2苗のミモザをHiromiさんのご友人でもあるお花屋さんNoel Flowerさんでラッピングし、販売をします。
ご購入方法
購入金額は3800円+送料。
売上金は送料を抜いて、施設の子どもに必要なものをプレゼントします。
Noel Flowerさんのオンラインショップよりご購入いただけます。
この美しいミモザが、大切にしてくださる方々の手に渡ったら嬉しいです。
また、この愛らしいミモザにゲヌの布を添えてくださり、心より感謝しています。
ゲヌ代表 宮村暢子
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