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《インターン生日記》セネガルで暮らして活動してみて

こんにちは、2人目の現地インターン生A.Iです。
先日、セネガルでの活動を終え、無事に日本に帰国しインターンシップを終えることができました。

これまでの現地での日々の活動につきましては、主にInstagramのストーリーやXで発信させていただいておりますので、今回は、本インターンシップを通して私が感じたことや気付いたことをシェアさせていただき、最後のブログとさせていただきたいと思います。

  1. セネガルでの商品制作について

まず、お洋服作りにつきましては、ワンピース2種類×10着、メンズシャツ1種類×10着の全30着を制作してまいりました。
これらは全て近日中にPOP UPにて販売予定となっております。
ぜひお立ち寄りいただけますと幸いです!

特にテイラーさんとの工程では、SNSでも発信させていただいておりましたが、
様々な予想外の事態に戸惑うことや、予定通りに進まない時もありました。
ですが、余裕を持ったスケジュールをたてていたこともあり、予定通りの枚数を期間中に完成させることができました。

今回インターンシップに参加してみて、セネガルでのお洋服作りにおいては、そうしたスケジュール管理能力や交渉力といったビジネススキル以上に、
いかに”セネガル/セネガル人の良いところに気づけるか”、が大切だと感じました。

例えば、ストーリーでもご紹介した”ロックミシンの件”。
全てのお洋服はロックミシンがけを依頼していましたが、どうも完成度に問題があり作業を最初から横で見せていただくと…
依頼していたテイラーさんのミシンはロックミシンが出来ないため、
近所のテイラーさんに依頼するという分業がなされていたことが問題だと発覚!

これに対し、私が真っ先に感じた感想は、
「なぜ最初に出来ないと言ってくれなかった?」
「聞いていた話と違うけど…。」
という疑問感でした。

ですが、それは別の事実として
「テイラー仲間に協力を依頼してまでして作成してくれた。」
「自分では出来ないけれどなんとかして依頼を引き受けようとしてくれた。」
とも捉えることができ、セネガル人の助け合いの精神や、フレンドリーさを感じることもできます。

日本で会社勤めを3年してきた私にとって、後者の捉え方は新鮮で、年々前者のような捉え方をしがちになっていたように思いました。
本インターンシップを通して、こうした素敵な見方ができるということを暢子さんから学ばせていただけたことは、私にとってとても有難い経験になったと感じています。

テイラーさん(右)とシェアしたチェブジェン(左)
テイラーさんの近所のおやつ屋さんのマダムたち(下)


2. アフリカの社会問題に対する考え方の変化について

そもそも、私が今回会社を休職して、本インターンシップに参加したきっかけは
アフリカの社会問題への関心からでした。

やはり首都ダカールですら、水道電気、公共交通機関、道路といったインフラ面や公衆衛生面はまだまだ発展途上でしたし、教育問題や雇用問題についてもよく耳にし、確かにセネガルという国としては、多くの社会問題を抱えている現状を目の当たりにしました。GUÉNEUが支援している避難所が必要であることも然りです。

そのような中で実際に生活してみて、様々なお話を伺う中から私なりに発見した、セネガルで活動されている方々の共通点は次の2点です。

① 自分が提供できる、かつ、セネガルで求められているスキル・経験がある
② セネガル生活を楽しんでいる

特に1点目が重要だと私は思っており、例えば私がセネガルで感じた

水が止まることがなければスムーズなのに….
バスの時刻表がきちんとあって、定刻通りに来ればいいのに…
車の排気ガスが….
字の読み書きが苦手な人もいる….

このような、日本の暮らしからしたら不便で仕方がなく、直ちに改善すべきだと思えるようなことに、ビジネスという形でアプローチするにせよ、国際協力という形でアプローチするにせよ、そもそも現地からのニーズがなくてはなりません。
セネガルの今の実情をみて、いくら一方がいいと思っていても、双方のニーズが必要で、求められていること以上には提供できないのだと感じました。

ただ、スキルや経験については、セネガルでお会いした日本人の方々の多種多様なキャリア・バックグラウンドをお聞きして、何をどう活かせるかの可能性は広いと感じました。それよりも必要なことは、

”自分が提供できる”と自信を持てることがあって、
それを求めている場所を見つけられることなのでは、と感じました。

セネガルは治安も良く(物々しさがありません)、マルシェは活気があり、街のあちこちで子どもは楽しそうに走り回り、大人はお喋りをしています。
とても住みやすい国だと感じたので、①があれば②は多くの人が当てはまるのだろうなと感じました^^

カルチャーイベントでの様子

これまで漠然とアフリカの状況を改善したいと感じていましたが、今回、セネガルまで行ってみて、実際自分には何ができるか、かつ、今何が求められているかを考えさせられました。
これもまた、私にとって、とても有難い経験になったと感じています。

最後になりましたが、これまでSNSで見守っていただいたりブログを読んでいた抱いたりと、ありがとうございました。
また、暢子さんとは同じ大阪出身(なんと実は同じ高校出身!)ということもあり、とても初めから親近感を抱かせていただいており、、、
今後もこのご縁を大切にさせていただきたいと思っております^^

また、皆様POPUPもどうぞよろしくお願いいたします!


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