判定の自発性たちに あらがう

何故だろう。
 ある現象を目にして、

   我々は
    ほとんど自発的・自動的に

         価値 を 判断 してしまう。

問われてもいないのに、

  自分で察して、判定する。

分別がないままに、

  勝手に察して、裁いてしまう。


だけど、

あなたに、クイズは出されていない。


感覚が生じるのは、
オートマチックな「ワトソンシステム」

人間の性(さが)だから、仕方がない。

問題は、その次。
 本能の気まぐれで価値付けてしまうことだと思う。


クイズが好きな
  好奇心 旺盛な 我々は、

    みるもの すべてが
       クイズに みえてしまう。


そして、
 我々とは、自分ではない。
 我々とは、他の人たちだ。


 他者が、わたしの失態をみて、
 わたしを判断する。

「このクイズに答えられないってことは、
   きっとあれも知らないってことだね。」

「謎解きを解けないってことは、
  きっと、知能的に 問題があるんだね。
               欠陥だね。」

 お察し

 周りは、わたしを判定する。

 だけど、
  
  私は一回もクイズを出してなどいない!

  勝手にクイズにしないでくれよ!!

  間違っている!!
  あんたらは誤答だ!!
     
           と がなり散らし叫びたい。

  判定するのは、
      この"わたし"だ!!
        このわたし自身に他ならない!!


          判定を突きつけてやりたい。

  君には、回答権はないのだ!!
                   と、

  勝手にクイズを解った気にならないでほしい。

  お前など失格だ!!もういろいろと!!
   イチバツ失格だ!!5バツ抱えて退場だ!!

                   と。

◇  ◇  ◇

いや、本当は、

きっと、あなた方は まちがってなどいない。


正解だ。

弱っちい僕がいるだけなんだ。


あなた達は知っているけど、
僕は知ってなかっただけなんだ。

僕が、弱いのが、悪いんだ。

僕が強ければ、君達も僕を弱いとは思わない。
僕に憎しみの感情を向けられたりもしない。

弱さは、まわりを不快にする。
弱さは、悪だ。だから、弱い僕は、悪者だ。

だけど、
 知ってほしい。

ただ、
 積極的に
   受動的に

ただ、
 クイズを 楽しみたい
       それだけなんだ。

本当にただ
 それだけなんだ。

それだけじゃないんだとも、思うけど、

それだけで いたいんだ。

だから、
 ひとりにさせてください。

どうか、おねがいですから、これ以上、


これは、
誰とも判じえない独白。
どの登場人物に宿る言葉か、まだわからない。
どうやって、変わればよいのだろう?
なにが変わればよいのだろう?まだわからない。

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