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見捨てられた人人

安倍元総理の暗殺事件ですが、漏れ伝わってくる容疑者の動機には、どこか悲しいものがあります。

彼の罪については、裁判で裁かれるべきなので特にコメントしませんが、それとは別に、彼は「見捨てられた人々」の一人だと、ふと思いました。

世界中には理不尽な目に遭っても放置されている人は多いと思います。その中で、日本はトップクラスに公平で社会正義のある国だと思います。(個人的印象では世界一ではないかと。)

とは言っても、日本のように大きい国だと、どうしても漏れができ、どこかに歪みもある気がします。

例えば、学校は聖域だから、警察は入れないと言って、犯罪や人権侵害を「いじめ」と言い換えられたり、個人の財産権は、何よりも尊重されるべきと言われ、何十年もゴミ屋敷の隣に住むことを余儀なくされたり・・・

解決の方法はあるのに、なぜか、見て見ぬふりをされる人たちはいます。

まあ、僕もそうですが、その問題が身近にないと・・・ 特に意識することはありません。

統一教会の問題も「空白の30年」と言われますが、正直に言って、僕もこの30年間、たまに「合同結婚式」のニュースを見かけるくらいで、ほとんど忘れていました。

80年代には、霊感商法などの注意喚起もあり、気にはなっていましたが、90年代初めの有名人の合同結婚式問題などをきっかけにマスコミで叩かれ、なんかこの問題は終わったような気がしていました。

当時から、あれは韓国のカルトで、日本人から巻き上げたお金が、韓国に流れ、それを日本の保守系政治家が守ってきたということは、報道されていたので、なんか・・・これで、被害者も救われるのかな・・・ってくらいに思っていました。

まさか・・・その後、30年も、被害は続き、政界にさらに浸透して、マスコミも見て見ぬふりを続けていたとは・・・本当にびっくりしています。

政治家もマスコミも、当然、被害が続いていたことは、絶対に知っていたはずなので、100%確信犯と思いますが・・・僕も、あまり興味がなかったので、偉そうなことは言えません。

救済が受けれる人と、見捨てられる人の差がどこにあるのか?・・・僕は、偶然というか、巡り合わせというか、「運のいい人と悪い人」の差だと思っています。

余談ですが・・・
若い頃(80年代)から、霊感商法とか入信の勧誘については、なぜか、自分は騙されないという根拠のない絶対的な自信があったので、あまり気にしていませんでした。

20代の僕にとって衝撃的だったのは、ファンだった飯星景子さんの統一教会入信騒動でした。あんなにきれいで聡明そうな人が騙されるとは・・・

さらに強烈な印象を与えたのは、合同結婚式問題でした。あれは、信者でない韓国人に日本人信者を斡旋する人身売買ビジネスの一面もあったと思います。当時は、日本と韓国の経済格差は圧倒的で、日本入国のための配偶者ビザも高く売れたみたいです。

当時、彼女は蓮舫さんとか高市早苗さん達と、テレビの情報番組でMCをやっていて、それが大好きで、毎回観ていました。あれは、衝撃的でした・・・ただ、その後、飯星景子さんが脱会されたので、個人的にはあそこで、この問題は終わっていました。


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