ちょっと不謹慎な内容が含まれるので、真面目な人は読まない方がいいかも
僕が20代前半なので、30年以上前の話ですが・・・
友達何人かと居酒屋で飲んでいた時の話です。どういった話の流れかは覚えていないのですが、どんな仕事が理想か?みたいな話になりました。
ある友達が言ったのが「おっぱい占い師」になりたいとのこと。おっぱい揉んで、その女性の運勢を占い、お金がもらえるから。
アホだと思いました・・・いや、でもそんな専門学校があれば、通ってもいいかも。
また、「女子校の先生になりたかった」って言う奴もいました。なんか、女子校出身の女友達に聞いたらしいのですが・・・夏になると授業中でもスカートをパタパタしてパンツが丸見えとのこと。(都市伝説?)
アホだと思いました・・・いや、でもちょっと羨ましいかも。
でも一番、印象に残ったのは、ある友達の言った「俺は教祖様がいいな。そしたら、金も女も思い通りだから」って言葉です。(オウム事件の数年以上も前だから、それほどセンシティブな感じはありませんでした。)
続けて言ったのが、「口先だけで、始められて、お金もそんなにいらないから。」と・・・確かにその子は頭の回転が速く、口が達者でした。いつも、話をしていると、なんか言いくるめられるというか、妙に納得させられる感じでした。
それは、飲み会のばか話でしたが・・・その後も、「教祖になれば金も女も思い通り」って言葉がどこか、頭の片隅に残っていました。
それ以来、ちょっと思うのは、世の中には、「騙す人と騙される人」と「利用する人と利用される人」の2種類の人がいるのでは・・・ということです。
ネットのない時代だったので、どうやって調べたか忘れたし、それが合っているのかは分からないのですが、税制優遇のある宗教法人の教祖様になるには、二つの方法があるみたいでした。
一つは、もう活動してないお寺とかの宗教法人を買収して名称変更すること。これは、お金もツテもないので、難しそうです。
もう一つは、信者を1000人集めて、教団の実態を作り、新規で宗教法人格を取得すること。
1000人か~(^_^;)
友達、2,3人しかいないし、親戚中回っても20人がいいところかな?
あとは、嘘をついて、道行く人を騙すしかないのか?僕はよく嘘をつくタイプなので、それはいいのですが・・・当時の僕は、嘘をつくと目が泳ぐという致命的な欠点を抱えていました。それに人見知りで、口下手でした。
そんな訳で、20代の僕の小さな野望は、いとも軽く打ち砕かれたのでした。
余談・・・
そんなこんなで、それ以来、宗教にはちょっと関心があります。
なぜ、人は宗教にはまるのか?なぜ、新興宗教が生まれるのか?
坂口安吾の「神サマを生んだ人々」という短編小説があるのですが、それを読むと、宗教が生まれるのは、偶然だけれども、どうも、そこにはある種の冷酷さを持った人が必要みたいです。
僕はよく冷たいと言われるけれども・・・冷酷とはちょっと違うような気もします。
ちなみに、アニミズムから原始宗教が生まれたのは、支配者が統治を効率よくするためだったとも言われています。地獄や天国というものを作ることにより、秩序を保ち、支配者が現世で利益を得やすくするためだったそうです。