ADHDの目に見えるウロウロ、見えないウロウロ
賢いADHDはウロウロしないのか?
トマホークさんのチャンネルが好きでよく視ている。私もバキ留なので学ぶところが多い。
ある日こちら動画を視ていたら、「ADHDでも頭がいいと自分で行動を制御できて教室をうろついたり暴れたりしないんじゃないか」という話が出ていた。
うーん、それもなくはないけど「うろうろと多動している身体の箇所がどこか問題(おそらく生まれつき)」が大きいんじゃないかなと。
有り体に言ってしまうと、不注意優勢型ADHDか否か、という話になるんだと思う。不注意優勢型というのは、うろうろ歩き回るよりも不注意、つまりケアレスミスが顕著なタイプのADHD。HyperactivityのHを抜いてADDと呼ぶこともあるらしい。最初の診断であなたはそっちだねと言われた記憶がある。
そう、単にタイプの問題であって、机を離れて歩き回るようなことは一切なかったものの、別にそれは頭が良いとか衝動を理性で抑えているとかいうわけではない。
というか、それが困難なのがADHDなような。「やっちゃいけないこと/やらなきゃいけないことがわからない」というよりも、「わかっちゃいるけどやめられない/やれない」。
私の場合は、授業中に歩き回りたいという衝動自体がなかったのだ。
脳と手先はしっかりうろうろしている(体感)
しかし、しかしである。
うろうろ歩いたり貧乏ゆすりをしたりしないかわりに、常に文字を読んでいるか、考えごとをしていないと落ち着かない。今はスマホでTwitterやWikipedia、Kindleのお世話になっていて、電池が切れたら本を読む。本がなければ中吊りや広告の文字を読まずにいられない。読んでないとイライラする。語学学習のお
あと授業中だと落書きもしていた。小学校~高校時代の友達に私の行動がどんなだったか聞いたら、「寝てるか落書きしてる」と答えるはず…そうそう、眠気も強かったなぁ当時は。
そして常に頭の中で何かしら思考のタネを転がしている。あまりにも当たり前なのでみんなそうなのだと思っていたが、「何も考えていない」という時間がないのはちょっと珍しいようだ。本気の「ぼーっ」がないのだ。
体感としては
脳がむちゃくちゃ多動
という方が実態に即してるんじゃないだろうか…。
いや、脳が多動なのは一緒で、それがわかりやすいところに出るか、脳内だけで完結しているかの違いだとかさ。本当にただの体感だけど…。
だからなんだという話だけど
前述のとおり、たとえば私の場合は文字を目で追ってないと落ち着かなかったり、つい考えごとや妄想をしてしまったりする。
やめられないとまらない、やらないと落ち着かない、とはいえその状態は本人も知らず知らずのうちにエネルギーを消耗しているものだ。他人に気付かれない&自覚のないゲーム廃人みたいなものだろうか…。
家族にADHD/ADDの人がいたりすると、「こんなにボーッとしてるのにどうして疲れてそうなのか」と思うこともあるかもしれない。そういうときは、もしかしたら脳内は忙しいのかも、と考えてみると謎がとけることもある…かも?🐟️