和(輪)を大事にする文化です
出っ歯の電波通信 vol.164
こんにちは。
山口です。
今回の記事はぼくが最近観てきた
映画について記事を書いていこうと思います。
流浪の月
こちらは凪良ゆうさんの小説を元に
映画化されました。
流浪の月は2020年本屋大賞を受賞している、
ベストセラーの小説です。
映画化に当たり、監督を務めたのが李相日さん。
ぼくも調べるまで知らなかったのですが、
李相日さんはほかにも
『怒り』や『悪人』、『フラガール』の
監督も手掛けているとのことです。
まさか、フラガールの監督が
海外の監督が監修しているとは
と驚いていたら、
李相日さんは在日の朝鮮人ということで、
完全に日本産まれ、日本育ちらしいです。
ネタバレを含まないように
記事を書いていこうと思います。
ここ2カ月ほどですが、
毎月映画を観る習慣がついてきました。
緊急事態宣言中は映画館が閉館になっており
映画というものに対して
すこし意識が希薄になりつつありました。
また家で過ごす時間も増え、
動画配信アプリの充実により、
映画を家でも楽しむことができるようになったことも
大きいのかなと思います。
そんな中、なぜ映画を観始めたのかと言いますと、
友達に誘ってもらったからです。
ぼく一人では映画を観に行こうという
発想にいたることが少なく、
友達から誘ってもらって何とか行こうかなと
重い腰を上げる程度です。
この3ヶ月で観た映画は
・ドリームプラン
・ドライブマイカー
・流浪の月
まず友達に誘ってもらって、
なにが一番よかったかと言いますと、
上記3つの映画は
ぼくが見たいと思う映画では
なかったことです。
ぼくが見たいと思う映画は、
SF映画やアクション映画ばかりで、
上記3つの映画は、これから観ようとする映画の
予告の時にちらっと見る程度です。
つまり自分だけでは観よう
と思わない映画を観ることで、
自分には見えていない外の世界を
垣間見ることができます。
本も同じことがいえると思います。
マンガだけしか読んでこなかったにも関わらず、
友達にビジネス書、参考書、啓発本を
おススメしてもらって読んでみたら、
視野が広がるような感覚です。
なのでぼくは、友達と一緒に観に行く映画が
新しい世界が開けるような感覚があり、
毎回ワクワクして映画を観に行っています。
そして、今回観た映画が
『流浪の月』です。
つい3日ほど前に公開されたばかりの映画です。
公開したばかりということもあってか、
ぼくが観に行くスケジュールの時は
満席になっておりました。
『流浪の月』のあらすじをざっくり
説明させていただくと、
品のないレッテルを張られ、
社会から淘汰されつつも、
細い細い糸を手繰り寄せ、
それでも生き抜いていく強さが詰まった
美しく繊細な物語です。
ただただ、広瀬すずさんが美しいです。
『流浪の月』を観て
ぼくの主観的な観終わった感想は
人は自分の見たいように世界を見る
ということです。
いくら説明しても
話しても理解してもらえないこともあれば、
いつの間にか自分が勝手なフィルターを作って、
相手の話を自分都合に解釈したり、
相手の話を素直にそのまま聞いて
理解することができる人って
おそらく少ないんだろうなと思いました。
逆に言うと、
人のどの部分を見てその人を判断するかが
とても大事なことだと思います
ネガティブな点にばかり目が行けば、
相手が何を言っても
心の中の自分は斜に構えてしまっている
かもしれません。
ポジティブな点に目を向けることができれば、
過去がどうこうではなく、
今、これからどうしていこうと
プラスに相手を受け止めることが
できるのかなと思います。
ぼくは『流浪の月』を観て、
もっと相手のことを深く知ること、
もっと相手のことを深い愛情で向き合うことに
心を動かされました。
心配するほど、
相手はかわいそうではないし、
かわいそうと思っている時点で
どこか自分が上から目線であることに
気付く必要があるなと思いました。
次はどんな映画を
・ドリームプラン
・ドライブマイカー
・流浪の月
と3本の映画を観てきて、
来月はどんな映画を観ようか
とても楽しみです。
この3ヶ月映画を観るにあたり、
たくさんの映画の広告を観てきました。
今、ぼくが気になっている映画は
◎シング・ア・ソング
◎ワン・セカンド
◎辻占恋慕
◎MAYONAKA
◎20歳のソウル
◎夜を走る
調べてみるといろんな映画が
たくさん出てきて
あらすじを見るだけで
ワクワクするようなタイトルばかりです。
次回、映画を観終わったら
その時もまた記事を投稿させていただきます。
終わりに
今回観た『流浪の月』は
とても美しい映画でした。
人を愛すること
人を許すこと
自分を表現すること
人に嫌われること
社会というコミュニティにおいて
人間関係は切っても切り離せない
コミュニケーションの一つだと
ぼくは思います。
マイノリティだからとか
マジョリティだからとかではなく
自分という芯を持って生きることは
日本ではとても強い気持ちが
必要なのだなと思いました。
日本人の特性として
和(輪)を大事にする文化は
とても大事ではありつつも
時として人を傷つけていることが
あるかもしれないことを
ぼくはこの映画を通して知りました。
自分が成長し続けていった先に
爆笑しながらコロッと逝くような
ピンコロが理想です。
明るさの裏には
ガマンをし続けた過去があることを理解し、
より多くの人が笑えるような
仕事をしていこうと思います。
それでは今回はこの辺で。
ありがとうございました。