見出し画像

クロップの記者会見

マインツ、ドルトムント、リバプールで監督を務めてきたユルゲン•クロップ氏が、この1月からレッドブルグループのグローバルサッカー責任者へ就任し、14日に記者会見を行っている。



ユルゲン•クロップ氏と言えば、ドルトムント時代には香川真司選手を、リバプール時代には遠藤航選手を獲得起用しており、日本でも馴染みの深い海外サッカー監督の1人であろう。また、ドルトムント時代からゲーゲンプレスからのショートカウンターと言う戦術を使い、ドイツ時代はバイエルン、イングランド時代はマンチェスターシティと激戦を繰り広げ、グアルディオラ監督の良きライバルでもあった。

そんなクロップ氏が、リバプールの監督を退任し、次の職場に選んだのが、レッドブルグループのグローバルサッカー責任者である。これには、ドイツのクロップファンも落胆したと言うニュースも流れていた。と言うのも、レッドブルグループ自体がドイツでは成金チームとしてヒールの扱いだからだ。それでも、クロップ氏がそのポジションに魅力を感じたのは、新たなチャレンジと言うのはもちろんだが、レッドブルグループのサッカーを構築したのが、ラングニック氏であったこともあるだろう。

ラングニック氏は、レッドブルグループのフットボールディレクターを勤め、自らRBライプツィヒも監督として率いた経験もある。直接関係はないが、ハイプレスによるボール奪取と手数をかけずにゴールを奪うスタイルは共通している。また、ラングニック氏は、プレイスタイルのみならず、アカデミーを含めてクラブやグループ全体の骨格を構築しているので、同じスタイルを志向するクロップ氏が魅力を感じていたのは否定できないだろう。この辺りのことは、エクストリームフットボールと言う書籍に詳しく書いてある。

クロップ氏が、これまでの経験を活かして、レッドブルグループのサッカーをどのように変えていくのか、それによりRB大宮がどのように変化するのか、注目したい。

いいなと思ったら応援しよう!