必要なのは自信
J1第28節:湘南対川崎Fは、2-1で湘南が勝利した。これで、湘南は勝点:29(J1:14位)、川崎Fは勝点49(J1:3位)となった。
川崎Fは、ウィークデーのゲームを挟んでいることもあるが、精彩を欠いたゲームだった。湘南がよく走るチームと言うことを差し引いても、総走行距離、スプリント数に、このゲームにおけるパフォーマンスの違いは如実に現れている。
一方で、湘南は、ホームであることや、日程の巡り合わせ、チームのスタイルと気温/湿度(26.5°/75%)を考えると、このゲームは勝つべくして勝った気もする。
ただ、そんな中で川崎Fのプレイで気になることがある。それは、代名詞である[止めて/蹴る]の質が落ちているように見えることだ。
このゲームでも、パスが合えば、ボールが止まれば、得点を奪えたシーンがいくつかあった。また、お互いのイメージが合わないように見えるシーンもいくつかあった。
基本的にビルドアップに型を持たないスタイルだし、最後のアタッキングサードも選手間のアイデアと連携で崩しにかかるので、それを支える止めて/蹴るが疎かになると、パフォーマンスが上がらないチームである。
そして、その技術の確かさは、疲労が蓄積している時にこそ明らかになるので、その点では今日のゲームを見る限り、質が落ちてるんだろうなと思う。
一方で、コンディションが整えば鳥栖戦のようなパフォーマンスを出せるのは確かで、このあたりは必要以上に悲観するものでもないとも思う。
鬼木監督もコメントしているが、川崎Fのスタイルを支えるのは技術と「勇気を持ってプレーする」ことで、それは風間前監督もよくコメントしていたように、このサッカーには「自信」が必要なのである。
なので、我々サポは、そのサッカーを信じて、サポートするのみである。
さて、次は波に乗る広島だ。
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