スポーツライブ配信はユーザーを増やすのか
AmazonPrimeVideoが、中期的な戦略目標達成のため、スポーツライブ配信に舵を切るとのニュースがあった。
もともと、レンタルビデオの延長線みたいな感じで、映画やアニメ、ドラマなど配信していて、Netflixがオリジナル作品に注力しているように、PrimeVideoもオリジナル作品の制作配信を初めている。当時私は、配信サービスがオリジナル作品なんて、と思っていたが、莫大な予算とスポンサーへの気遣いがないためか、思い切った作品が多数リリースされ、配信サービスのオリジナル作品はひとつのジャンルとして成り立っている(個人的に、アマプラのオール•オア•ナッシングシリーズが好きだ)
そして、ここに来てスポーツライブ配信だ。日本国内で、AmazonPrimeVideoのスポーツライブ配信といえば、やはりWBC2023だろう。もちろん、国内キー局も放映していたが、見逃し配信などもあり、特に、アメリカとの決勝は、当時過去最高の利用者数とニュースになった。
そんなAmazonPrimeVideoだが、意外なことにPrime会員になると視聴できることを知らない人がいたりする。また、楽天をネットショッピングで使っていると、もちろん知らないし、観れない。Prime会員は、600円/月くらいで、配送無料、動画、音楽、電子書籍が付いてくるので、個人的にはむちゃくちゃお得だと思っているし、WBC2023の時は、むっちゃラッキーだと思っていた。
WBC2023の例を取るまでもなく、スポーツコンテンツには一定のファン層が獲得できる上に、注目度が高いコンテンツになれば、ライト層が加入することで、大きく加入者数を伸ばすことができる(ABEMAのW杯もそうだった)。
おそらく課題は、加入したユーザーをどのように維持するかではないかと思う。ちなみに、WBC2023で言えば、[憧れを超えた侍たち]と言うドキュメンタリーをそのまま配信している。
スポーツライブ配信は、裾野が広いので、いろいろな配信サービスが群雄割拠だが、Netflixと一線を画すと言う意味では、良い戦力に思える。