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大久保嘉人、スペインへ移住する

サッカー元日本代表の大久保嘉人氏が、2025年4月からスペインへ移住すると自身のInstagramで発表した。


大久保嘉人氏は、福岡県出身で中学から当時長崎県の強豪であった国見中学へ入学し、国見高校へ進学、故小嶺監督の元、インターハイ、国体、選手権の3冠を成し遂げた。また、インターハイ、選手権では、得点王を獲得している。

高校卒業後は、2001年:セレッソ大阪、2004年:マヨルカ(スペイン)、2006年:セレッソ大阪、2007年:ヴィッセル神戸、2008年:ヴォルフスブルク(ドイツ)、2009年:ヴィッセル神戸、2013年:川崎フロンターレ、2017年:FC東京、2018年:川崎フロンターレ/ジュビロ磐田、2020年:東京ヴェルディ、2021年:セレッソ大阪で現役引退となる。

キャリア通算で、8クラブ654試合249ゴールを挙げている(J1リーグ通算は、477試合191ゴール)。J1リーグ通算得点では、歴代1位の記録である。

私は長崎出身と言うこともあり、大久保氏には高校時代から注目していた。プロになり気性が荒いプレイヤーになったなぁと思っていたが、2013年に川崎フロンターレに移籍してきた時にファンになり、併せてフロサポになった。2013-2015シーズン連続得点王と言う記録は、簡単には破られないだろう。

そんな大久保氏だが、ピッチで見せる厳しさとは打って変わり、プライベートは家族思いで、子煩悩な父である。また、孝行息子でもあった。

最初の得点王になった2013年シーズンに、大久保氏は父親を亡くしている。確か、シーズン序盤の春先だったように記憶している。父の葬儀のためチームを離れ、再びチームに合流した時に、シーズンにかける思いを現すように、ロン毛気味だった髪を切っている。

このシーズン、川崎フロンターレはリーグ戦3位に食い込み、大久保氏は初の得点王を獲得。翌年も春先から活躍し、ブラジルW杯の代表メンバーに選出されている。このあたりの経緯などは、[情熱を貫く]と言う書籍に記されている。

そんな大久保氏が、今度は自分の息子を支援するためにスペインへ移住する。つくづく、家族思いな人だな、と思う。

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