Zeppがソニーミュージックの完全子会社に
ライブハウスを展開しているZeppホールディングスが、ソニーミュージックの完全子会社になる。
直近のZeppはクールジャパン機構とソニーミュージックの共同出資だったのだが、今回クールジャパン機構の株を取得する形で、完全子会社化した形だ。
ただ、もともとZeppはソニーミュージックとエイベックスの合弁で札幌にライブハウスを設立したことが始まりで、2017年アジア展開時にクールジャパン機構の出資を受けている。
それが、今回ソニーミュージックが単独で所有するライブハウスとなった。
Zeepの一番の特徴は、全国にあるライブハウスで同じ設備を導入しているので、同じセッティングで、全国ツアーができることだ。全国ツアーをするバンドにとって、この手の手間が省けるのは大きいのではないかと思う。
また、昨今のスポーツクラブが自前でスタジアムやアリーナを持つように、音楽レーベルが自前のライブハウスを持てるのは、プロモーションや収益の面でも大きい。しかも、全国レベルで。
今後は、グローバル展開も加速していくと思われ、このタイミングでの完全子会社化はなかなかに楽しみである。