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4年目を迎える新庄監督

北海道日本ハムファイターズで監督して4年目を迎える新庄監督が、[酒のツマミになる話]に出演していた。その中で、敬遠球をサヨナラ打にしたエピソードが語られていた。実はこの話、以前に当時コーチを務めていた柏原氏のインタビューを交えて、詳しいことが記事になっている。

柏原氏は、自身が現役時代に敬遠球をホームランにした経歴を持つ。そんなコーチだったからこそ、理解を得られ、当時監督だった野村氏の理解も得られたのだろう。奇想天外に見えて、きちんと練られた策であったことがよくわかる記事である。

そんな新庄監督だが、就任当初はエンタメ要素が強く、やや色物に見られがちだったが、2024年シーズンをリーグ2位で終えたことから、監督としての手腕も注目されている。2022年シーズンに主力と目されていたのは、上沢投手と近藤選手くらいだった。ちなみに、この2選手が2025年シーズンは、揃ってソフトバンクにいる。2022年、2023年は我慢強く若手を起用し、その結果、2024年シーズンに花開き魅力的なチームに生まれ変わっている。

しかしながら、若手を起用すれば、必ずしも花開く訳ではない。素質を見抜く目と、それを伸ばし開花させる必要がある。その点で言うと、2022年開幕戦と2024年クライマックスシリーズ最終戦のスタメンを見ると、松本剛、万波、水野、石井と実に4名の野手がどちらにも名を連ねている。8名いる野手のうち、4名と言うのはかなり高い確率だと思う。

元来のサービス精神に加えて、若手育成の手腕、敬遠球をサヨナラ打するような事前準備とゲームを読む力など、新時代の名将への階段を昇っているように見える新庄監督。2025年シーズンに日本一になると、サクッと辞めてしまいそうな雰囲気も漂わせるが、それでも日本一になるところを見てみたい。






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