Packet Tracerにでネットワークをマスタする
Packet Tracer(Ciscoからダウンロードできるので今回は環境構築は省略します)を使ったネットワークの勉強をしているのですが、今回は初めての投稿です。玄人が多い分野なので、簡単すぎるものを投稿するのは非常に心苦しいのですが、誰しもが最初は初心者からスタートするものなので、気にせずどんどんと発信していきます!
将来的にはPythonによる自動化や、このPacket Tracer上でハッキングをするといったことも展開できるようなことも考えています。あと、今回紹介する実際のRouterを購入して実機を触ってみたなと思っていますので、皆さんもそのような経験があればぜひ教えてほしいです。
ネットワークトポロジー(ネットワークの形)
今回試したものは以下の非常にシンプルなトポロジーです。
非常にシンプルなものを試す代わりにコマンドの設定とかを実際の業務に合う形、かつ、CCNAの教科書に書いてあるものをフォローする形でいくつかコマンドを試すようにしたいと思います。
使ったRouterの概要
ISR4321というものを使用しています。特徴としてInterfaceを指定するときに、0/0/0や0/0/1といったように3つを指定することがあるかなと思います。ちなみに現実のものとしてはこんな感じのもので10万円近くするものなのでシミュレーションで我慢し、どこか機会があればし将来は購入したいですね。
まずはこれをクリックして、中央にドラッグ&ドロップしていきます。これによってルーターの設置が可能になる
2つの通信を実施するため、これを2回実施してRouterを2つ設置します。
置いた後は、そのRouterは自由に場所を移動できますので、見やすい位置に配置しておいてください。
ストレートケーブルでつなぐ
次に配置したRouterの2つをケーブルでつないでいきましょう。
雷のマークを左部分から選択し、その中で黒の実践のものを選択します。これはストレートケーブルと言われるものです。
その状態(2つ目あとのスクリーンショットで以下のように〇に斜線が入った状態になるのですが)で、Router3をクリックするといくつか選択できるようになると思います。これがInterfaceというもので、今回はGigabiteEthernet0/0/0を選択します。そのままRouter4を同様にGigabiteEthernet0/0/0を選択するとつながる形なります。
2つつないだら以下のような形になります。
まだこの状態だと通信がこの2つではできていないことになります。具体的には、この赤の下▽が緑の上△になる必要があります。以下のような感じです。
ためしにPingコマンドを打ってみましょう。といってもPingコマンドにはipアドレスが必要なのでできません。ではどうすればいいでしょうか?
大きく以下の3つのステップがあります。
1.interfaceを指定してそのインターフェース内に入る
2.IPアドレスを設定する
3.no shutdownを実行する
それぞれ順に解説していきます。
interfaceを指定してそのインターフェース内に入る
Rooterのどちらかを選択してクリックすると以下のような画面が出てくるかと思います。
Physicalの部分は、実機でどのように見えるかというもので、今回のトピックとは別なのですが、ここにはOnとOffを切り替えるためのスイッチがあったりしますので、クリックして動く箇所を確認してもらうと楽しいかと思います。
CLIのタブをクリックしてみると以下のような画面が出てきます。そこでまずはEnterキーを押すと編集できるようになりますので(最初私はこれができずに結構時間を費やしました)、その後、enableコマンドを入力します。すると#が出てきたことがわかるかと思います。これは特権EXECモードと言われるモードで、この機器の動作や情報を確認することができます。
ためしに以下のコマンドを打ってみましょう
show ip interface brief
すると以下のような実行結果が出てくることが確認できます。
次に、このInterfaceの3つの中で一番最初のGigabitEthernet 0/0/0に入っていきましょう。具体的には以下を入力します。
interface GigabitEthernet 0/0/0
入れましたでしょうか?これだとできません。この実行をする前にグローバルコンフィグレーションモードに入る必要があります。そのために、以下を実行しましょう。
configure terminal
どうでしょう?前回と異なり、#がconfigとなったことが確認できるかと思います。具体的にはこんな感じです。
それではinterfaceに入っていきましょう。2つ上のコマンドを入力するとさらに画面に変化があることが確認できるかと思います。
そうです。config-ifと-ifがつくことがわかります。これはインターフェースコンフィグレーションモードと言われます。
まとめると、いくつかのモードがありますが、インターフェースに入るまでのモードは以下の通りです。
特権EXECモード⇒グローバルコンフィグレーションモード⇒インターフェースコンフィグレーションモード
ここからやっと、IPアドレスの設定に向かうことができます。が本日はここまでとします。