「滋賀の風土」甲賀流忍者の実像
自治の強い滋賀県の風土として、前回は天台宗の二つの寺(比叡山延暦寺vs三井寺=園城寺)の抗争を紹介しましたが、今回はその一つとしての甲賀忍者、というか甲賀武士(侍衆?)を紹介。
参考図書はいつもの『滋賀県の歴史』に加え、藤田和敏著『甲賀忍者の実像』『忍者の里を旅する』、甲賀武士の末裔、藤田俊経による『甲賀忍者の真実』など。
⒈忍者とは?「忍者」という言葉が、一般的に使われるようになったのは昭和30年代。当時司馬遼太郎や山田風太郎などの時代小説が流行り、そのブームの一環とし