『戦火の欧州・中東関係史』福富満久著 書評
<概要>「オスマン」という、長年「トルコ」「アラブ」「ペルシャ」「一部ヨーロッパ」地域を支配してきた「帝国」が瓦解していく時代において、欧米が同地域でどのように自分達の国益を拡大させていったか?そしてその結果、今に続く戦火が絶えない不安定な地域になってしまったか?をわかりやすく解説した書籍。
<コメント>本書を読むと、有史以来、残念ながら今に至るまで、世界は「道徳」で動くのではなく「暴力」で動くのだ、ということが実感できます。
著者が副題とした「略奪と報復」というのは、有